同業視察から学ぶ
1週間前に突然思いつき、優れたサービスの施設に訪問し、そこの支配人から直接学ぼうという研修を始めました。今日がその第一回目、太平温泉天風の湯に募った6名でおじゃました。目的は、最新の施設サービスを体験し、そこの支配人からそこでの現場の取り組み、苦労などを聞き、どんなことでもいいから前向きになることを願ってのことです。そのなかからいづれは、何人かの支配人、経営者を育てていきたいと思っている。天風の湯は名古屋市中川区に4月21日にオープンしたばかりの地元に人気の癒しスポット。なんと名古屋市内なのに自噴の天然温泉は110L/分という湯量。時間通りに玄関をくぐるとS支配人がお出迎え。中日本興業という映画会社の経営だからか、濃い?顔立ちの二枚目でした。大露天風呂や東海地区初の天風房(リラクゼーションルーム)、フルオーダーの120種メニューレストランとか魅力満点。トラブルやら開業前後のことを話していただく。施設の不具合からくる数々の事故なんかは本当によく似ている。やはり、新たに開業する時はプロの運営者の意見を聞いて取り入れるべきだ。それが今は、運営したことはないコンサルとか、設計事務所の意見だけで作られている。箱物を作るのは簡単だがそれから何十年も営業するんだからお客様の視点と営業、運営のことをもっと考えるべきなんだ。僕の持論は「所有」と「運営」をきっちり分けることがサービスレベルを上げることにつながる、と考えている。それぞれ役割は全く違うから,得意分野に集中できる。僕の将来の夢はそんな「運営」の専門会社を立ち上げること。分野はホテル、温泉、レストラン。素晴らしい施設が、魅力のないオペレーションにより死んでゆくのを見ると胸が痛む。ホテル、リゾート、レストランは結構先発企業がたくさんあるから、温泉に特化したほうがいいかも。どうだろうかな。まあ、こんな感じで毎月2回、いろんなところに出没するからよろしくお願いしますね。S支配人、本当にありがとうございました。