テレビで「巨大地震到来」などとスペシャル番組が放送されていますが、その中で「土地に「水」に関わりのある地名が使われているところは軟弱地盤です」と結んでいました。確かに山手線の駅名だけ見ても「池袋」「渋谷」「品川」「浜松町」「鶯谷」などなど、「水」とか「複雑な地形」を連想させる地名って結構多いと思います。でも、全部が全部こういった地名が付けられている土地がいわゆる軟弱地盤またはそれに準じるような地盤かというと、意外にそうでもないんですね。例えば都内に「蓮沼」という地名の町があります。名前だけ聞くと、その昔は湿原か沼の底みたいに連想しがちですが、実はこの「蓮沼」という町、台地の上で、都内でも地盤は良い方に属するみたいです。まわりを見ても川や池、沼なんてないし・・ではなぜ「蓮沼」という地名が付けられたか?歴史がありました。江戸時代、この町は今の場所よりももっと北の方の川沿いにありました。でもその場所は洪水被害がひどいため、今の場所に町ごと移転してきたのです。移転してきた町の人たちは元いた場所を偲んで「蓮沼」と名前だけ残したのです。・・とそんなわけで、何が言いたいのかというと、実際に地名の第一印象だけで固定概念を作ってしまうと、損をするかも知れない・・?今住んでいる町に「水」や「複雑な地形」とかかわりがある地名だった場合、郷土史なんかをちょっと調べてみても面白いかもしれませんね。
(2006.2.12 Yahoo!ブログより引越)
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Last updated
2006.02.12 11:10:15
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