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山都屋にゃん太郎のノート

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カテゴリ:インクテスト
 昨年、持っている万年筆用ボトルインクの耐水テストをやってみた。上の写真の左側が水に浸ける前、右側が水に30秒ほどつけた後である。
 基本的に万年筆のインクは染料系なので、水に浸けると流れてしまう。カラーインクは色が鮮やかだが耐水性はない。今回のテストではきれいに流れてしまった。残ったのはブラック系とブルー系。ブラックはアウロラとセーラー、LAMY、セーラーの「極黒」を試した。アウロラとセーラーは一般的なブラックで、少しカーボンが含まれているようだ。その成分が残るのだろうと思う。一方「極黒」は万年筆で使える顔料系インクだ。顔料系インクは水に溶けない微細な粒が入っていて、それが紙の上に定着するので耐水性が高い。ところが万年筆には顔料系インクは使えない。顔料が詰まってしまうからだ。この「極黒」は顔料の粒を細かくすることで、万年筆で使えるようにした物である。さすがに滲みも全くなく、きれいに残った。逆にLAMYは流れてしまった。
 ブルー系はアウロラのようにほとんどのメーカーは染料系なので流れてしまう。ところが、パイロットだけは不思議なことに青い成分が残る。これはブルーブラックも一緒で、水に浸けると全く同じ青だけが残った。
 ブラック系のインクはアウロラやセーラーのようにカーボンを若干含むので、長く使わないと目詰まりを起こす。とにかく毎日使うことが必要だ。メーカーによってはLAMYのように完全に染料系のブラックもあるので、こんな手間はかからない。「極黒」は万年筆用ではあるが、使用には十分注意しなくてはならない。アウロラ88に入れて使ったときは問題なく書けたのだが、買ったばかりのオランピオに入れたときは、途中でインクが出なくなってあわてて洗浄したことがある。買ったばかりのペンに入れたのがいけなかったのかなとも思ったが、それ以来どのペンにも入れていない。
 ブルーブラックは鉄イオンの酸化作用を利用したインクなので、本来耐水性や耐光性も高いのだが、ウォーターマンのブルーブラックのように完全に染料系のものもある。昔は公文書で長期保存が必要なものはブルーブラックの万年筆で書くような決まりがあったと聞いたことがあるが、メーカーを選ばないと大変なことになる。





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最終更新日  2006年09月01日 17時00分37秒
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