2009/11/03(火)11:58
漢方でインフル対策(咽からきた赤い風邪の治し方)
邪気の種類と邪気のある位置の特定は
邪気の性質、種類と熱邪の性質
邪気の位置の特定にまとめました。
寒気が無く、あっても僅かで、初期から熱っぽい
咽が赤く腫れて痛む、黄色いネバネバの痰や鼻水
など「咽からきた風邪」は中医学では温病(うんびょう)といいます。
また、「急に」という風邪の性質と「赤い」という熱邪の性質を兼ねておりますので、風熱(ふうねつ)とか風温(ふううん)と呼ばれています。
風温は火熱の邪気である。
風温は口鼻から入り、肺に至るから、「温邪が上から入り、まず肺を犯す」と言われる。
口や鼻の粘膜から感染するインフルエンザも正に「風温病」として現れることが多い。
発熱し、咽が赤く腫れて痛み、口が渇いたり、鼻水や痰が粘々し、
甚だしければ、熱を帯びて黄色くなります。
処方は天真感冒片(てんしんかんぼうへん)や板藍根(ばんらんこん)などの
辛涼解表薬で清熱解毒します。
兼証(随伴症状)
咽の腫れが強く、唾を飲み込んでも痛い時=桔梗石膏をプラス
激しい咳が酷く、黄色く粘々した痰を伴う=麻杏甘石湯をプラス
鼻づまりが酷く、呼吸が苦しい、粘々した黄色い鼻水=鼻淵丸をプラス
●体表や咽の防衛ラインを突破され、裏熱証(りねつしょう)に移行した場合。
4大証が現れる。
大熱=高熱
大汗=大量発汗
大渇=激しい咽の渇き
脈洪大=脈が大きく速くなる
上記の処方に白虎湯(びゃっことう)をプラス
胃腸が弱い人は白虎加人参湯(びゃっこかにんじんとう)
胃腸が強く、便秘がある人は大蒸気湯(だいじょうきとう で通便して寫熱する。
四大証が現れたとき解熱剤を使用すると脳症の危険があります。
解熱剤で体温中枢のセットポイントを下げると
結果的に、ウイルスの増殖を助け、体は大量のサイトカインを出します。
サイトカインが出過ぎて(嵐)となるサイトカインストームがおこります。
本来ならば、ウイルスを攻撃する為のサイトカインなのですが、あまりに
多過ぎてストーム(嵐)状態になり、人体の(脳や肝蔵、腎臓、肺)は
自分の出したサイトカインによって傷害されてしまい、多臓器不全を起こすのです。
ボルタレンや、ポンタール、イブプロフェン、エテンザミド、アスピリン
などの副作用です。病院でよく出しますし、市販のOTCにも含まれる成分ですので
ご注意ください。
日本では薬害で死亡しても、インフルエンザが怖いと言う話になって
大手のマスコミは報道し、その結果、国民が翻弄され、税金がムダに浪費され
下手をすれば命までとられる構図は戦中の大本営発表のようだ。
「勝った!」「勝った!」「また勝った!」「連戦連勝!」と報道していたのに
いつのまにやら
「贅沢は敵だ!」「欲しがりません勝までは!」「本土決戦、一億玉砕!」
NPO法人医薬ビジランスセンターや薬害タミフル脳症被害者の会が
長妻昭厚労相に提出した要望書に対する、安全対策課担当官の回答は
ココにあるとおり。
この中で、注目すべきは
09Aインフルエンザ(新型インフルエンザ)の流行状況と重症度について
09Aインフルエンザの流行状況と、重症度について、健康局新型インフルエンザ対策室の室長補佐(医師)は、「当初、重症度が高いと考えていたが、誤報も含んでいたと思う。日本での流行状況が判明するにつれて、だんだんとそれほどのリスクはない、季節性と変わりはない、と分かってきた。それとともに、タミフルの予防使用は必要がないため推奨しなくなった。」などの趣旨の発言をしました
「2005年と比較して、10分の1、2007年と比較して5分の1程度の死亡率である」という点を指摘すると、
「その程度であると、個人的には認識している」とのことでした。
だったら、高病原性鳥インフルエンザから強毒性の新型インフルエンザが発生して
数十万人の死亡者を出すパンデミックになるとして、
作成された新型インフルエンザ・パンデミック対策を改めるべき。
正直に「いつもより弱い、インフルエンザの対策」にすべきではないだろうか。
もう、これは新型インフルエンザ騒動の背後で、どんな利権があり、
誰が儲かっているのか考えたほうが良いレベルの話。
ちなみに、タミフルを開発したギリアドサイエンス社の元会長で
現在も大株主のラムズフェルドは株価60倍で大喜び。危機を煽ってボロ儲けですね。
ありがとうございました。