2007/10/22(月)05:17
奉納相撲と伝統芸能
水俣市越小場の日当野(ひとの)住吉神社の例大祭が行われました。この例大祭では相撲が奉納されます。小学生中学生、一般、そして赤ちゃんの土俵入りもあります。子供の数も減ったと言え、多くの人がこの相撲を楽しみに、祭りに集まってきます。
ここ数年は、小中学生による地元の伝統芸能の披露も行われています。「久木野俵踊り」「寒川棒踊り」「日当野棒踊り」、そして今年は初めて「寒川鎌踊り」も披露されました。「寒川鎌踊り」は10年ぶりの復活だそうです。
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熊本日日新聞の記事
奉納相撲にしろ伝統芸能にしろ、子供たちの力で継続できています。まさに子供は『地域の宝』だと実感します。少子高齢化が進む中で、年寄りは自分たちが継承してきたものを何とか絶やさずに次に受け継いでもらいたいと願い、そして子供たちはそれをしっかりと受け止めてくれています。秋の例大祭も一時は訪れる人も少なくなっていましたが、今はまたかつての賑わいがよみがえってきたようです。
仮にこうした祭や伝統芸能が消え去ったとしても経済的損失は一切ないかもしれません。しかしそれでも何とか継承していきたいというのが、私たちの願いです。棚田を耕作し続けることと同じなのです。