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テーマ:山登りは楽しい(12241)
カテゴリ:中国地方の山
今日帰宅して、写真をまとめましたので、もう少し詳しくご報告します。
前日は、鏡ヶ成のキャンプ場でソロキャンプ泊しました。このキャンプ場は設備が充実していて、整備も行き届いていて、所々にある炊事場、トイレなどがとても清潔でした。キャンプサイトも草刈りがよくされていて、快適にテント泊ができました。 間近にそびえる烏ヶ山や隣接するブナ林など、環境面も素晴らしいものでした。 ところが、シーズンの週末なのに、オートキャンプ場の方は数組のキャンパーがいましたが、フリーサイトの方は、最初の日は私ともう一組、二日目の金曜日には、私だけが広いサイトを独占しました。おかげで、静かで、ぐっすり熟睡することができました。 さて、三の沢は大規模な堰堤工事が進んでいますが、その横を登り始めます。ルートファインディングを間違えなければ、かなり整備された道が続いていますが、標識類やマーキングテープなどは一切ありません。進むにつれ、これから登る南壁の迫力ある姿がどんどん迫ってきます。これほど期待でぞくぞくするルートは久しぶりです。 三の沢を詰めて、南壁の直登に入ると、ほぼまっすぐに急斜面を登ることになり、暑さの中、厳しいこと、厳しいこと。登山道の両脇には、次々と花が咲き乱れていて、稜線にまで続きます。これが癒しになっているうちはいいのですが、登りのつらさにそれどころではなくなり、滴る汗をぬぐい、久しぶりに息を長く吐く呼吸法を取り入れ、ようやく冷たい風の吹く槍ヶ峰の横の稜線に出たときは、本当にほっとしました。 いよいよ稜線歩きを始めます。手始めに三ノ峰に登ります。 ここで、登山道のチェックに登って来られた二人組がおられて、「ここから先は危険ですよ」と、年寄りの私を見て不安げに話しかけてこられました。私が83歳10か月だということを知ると、「よくここに登って来られましたね」と驚き、それでも先に進む私を不安げに見つめていました。 それでも写真を撮っていただきました。左が剣ヶ峰です。 天狗ノ峰を経て剣ヶ峰に向かう痩せ尾根の縦走路は、歩く幅は十分あり、恐怖感はほとんどないのですが、道が微細な砂利道で滑りやすく、特に下りとなっているところは十分注意が必要です。 ただ、一か所で草の根が剥がれ落ちているところがあり、根がむき出し状態となっていて、その下は垂直な壁です。逆側も切れ落ちていますので、もう10cmぐらい剥がれ落ちてしまうと、通行不能になるのではないかと思われるところがありました。行くなら今の内と言っておきましょうか。 連続する危険個所を通過して、いよいよ剣ヶ峰です。 360度の大展望。弥山側を展望します。 先ほど、稜線で一人の男性とすれ違いましたが、ここには誰もおらず、暑さもあり、未だ危険いっぱいの帰り道が待っていますので、早々に来た道を引き返しました。 槍ヶ峰のところまで戻って、本当にほっとして、後は下るだけとうれしくなりましたが、ここからの下りのつらさは、これまで味わったことのない辛さでした。 滑りやすい急斜面をほぼまっすぐ下る。ここで足をくじいたりしたらと思うと、段差を下りるたびに慎重にならざるを得ません。時間が過ぎても、遅々として進まず。お日様の照り付ける中汗まみれ。登るときの倍ぐらいかかったでしょうか。ようやく急斜面を下り切ったときは、木陰で横になって休んだほどでした。 それからも、長いこと、長いこと、なかなか終点にたどり着けません。ようやく車道の橋に車が通っているのを見たときは、あ、これで麦茶が飲めるとホッとしました。と言うのも、2リットル持って行ったミネラル麦茶が先ほど底をつき、車に積んである麦茶にやたらと恋しい思いをしていたのでした。 最後はつらい思いをしましたが、久しぶりに本格的な山歩きをしたという達成感いっぱいで、何度も南壁を振り返ったのでした。 鏡ヶ成から車を30分ほど飛ばし、蒜山やつか温泉で、ゆっくり温泉につかって、身体を回復させ、隣接のレストランで夕食を取り、帰りに生缶を仕入れ、テントで熟睡し、翌朝広島に向け帰路につきました。 こちらに写真集があります。迫力ある写真をご覧いただければと思います。 https://photos.app.goo.gl/dUXecWmHpG3zVnvf6 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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