Let it be.
車で移動中、聞き流していたラジオからビートルズの「Let it be」が流れてきました。 数あるビートルズの名曲のなかで、Hey Jude と並んで、というよりも、Hey Jude をしのいで好きな曲がこの曲です。 Let it be を固く訳すと、「それがそうあるようにさせる」となるのでしょうか。「させる」と言っても強制的にさせるという意味ではなく、させておくとか、するのを放っておくとか、するのを許すみたいなニュアンスでしょうか。 「あるがままに」とか「なるがままに」とかにとる人もいるかもしれません。 ここで、和訳の講釈をするつもりはなかったのですが、この曲が私の琴線に触れるのは、素晴らしいメロディーとともに、この「Let it be」と言うフレーズなのです。 元々は、ポールがビートルズと言うグループの行く末を案じているとき、彼の母のメアリーが彼にかけた言葉だと言われています。そして、なすがままにグループは事実上解散しますが、解散後にこの曲が大ヒットしたのです。 私が役員の一人としてお世話している「坂歩こう会」の今後を案ずる時があります。でも、それも、Let it be 。 私もこの歳になると、身内や親しい人の行動を見て、そうさせてやりなよ、とか、それでいいんじゃない、とか、やたら理解のある自分に気が付きます。でも、それでいいんじゃない。