やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2007/08/02(木)22:36

読んで「なるほど」と思わない本は、価値がない。

またもや魚津図書館の新刊。 石原千秋著、「未来形の読書術」、ちくまプリマー新書。 読者は、本をどういうふうに読めばよいのかを説明した本であるが、引用文が小難しいので、全体的に難しい印象を受ける(著者の文は、平易である)。厚みは薄いが、一回通読しただけでは理解するのに時間がかかり、すんなり頭に入って来ない。 そんな中でも、やまやろうの心に留まる一文があった(著者の言いたいこと-主題文-からは、ずれている)。引用する。 若いということは、いまの自分に満足していないということでなければならない。いまの自分に満足している若者は現実にへたり込んだ精神的な「老人」である。精神的な「若者」は、いつもいまの自分に不満を抱えている。だから、理想の自分へ「成長」しようともがくものである。 日々の生活がマンネリ気味のやまやろうにとっては、がーんとショックな一文だ。今自分は、精神的に「老化進行中」なのかもしれない。心のどこかに「今のままでいいわ」という思いが、なくはなかったのである。 実は不満だらけで、今のままでよいとは思っていないのだ。あきらめと投げやりが少々混ざっていて、本心ではない。どうすればよいのだろう。もっと自分に素直になればよいのか。何にでも挑戦して、興味のあることは、「どうせ何やっても同じ」と思わないで、まずはやってみることが大事なのだろう。 やまやろうの身近な話題に当てはめると、kiss5の後にkiss7を買うのではなく、本格的に写真をやりたいのであれば、7sを買えということだな。悩んでいる暇があったら、買ってしまえ!でも、吝嗇ながで今のカメラを大事に使い続けます。 著者の伝えたいことから、かなり飛躍した結論になっているが、それもまたアリ(本の読み方は、読者に委ねられている)なのである。

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