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やまぶろぐ・山岳スナップ写真家&山ブロガー・坂口忍(北アルプス・富山県内)

2007/08/05

 
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カテゴリ:登山
梅雨が明けた。お盆の夏合宿が1週間後に迫る。ちっとも山に登っていないので、勘を取り戻したい。近くて手頃な僧ヶ岳を目指した。宇奈月から烏帽子尾根登山口に回る。

烏帽子尾根登山口駐車状況
9:04 1210m 烏帽子登山口には、何台もの車が路肩に停まる。地元では人気の山なのだとよく分かる光景である。やまやろうは、1ヵ月超ぶりの登山なので、歩くペースがつかめない。12~14m/minの割合で飛ばす。すぐに汗が玉となって落ち、息が上がる。

いやなんか疲れてきた。このままでは僧ヶ岳は届かないのではと心配になる。最近は、登山に対する体力、気力が落ち気味になってきていて、ある日気付いたらまったく登れない身体になっているのではと、とても怖い想像をしてしまう。

以前のペースより遅くなっていたら、その兆候か。そうならないように、無意識に飛ばしていたのだ。オーバーヒート寸前だが、バテルかどうかは本人の気持ち次第。だめだと思ったら歩みが止まるわけで、今回はまずは宇奈月尾根の分岐までは歩き続けようと決めた。コース上でチェックポイントを決めて、そこまでは頑張ろうとしたわけだ。

9:37 1505m 宇奈月尾根との分岐。出発から20分くらいしてから、身体が楽になった。汗が収まり、呼吸も楽にできる。炭水化物燃焼系から脂肪燃焼系に切り替わったようだ。体調の変化は劇的だ。脂肪燃焼系になったら、水があればいくらでも歩ける気持ちになってくる。事実、その後は疲れ知らずで山頂まで行くことになる。

山のセオリーでは、登山開始30分はゆっくり登るというのがある。これは脂肪燃焼系に切り換える時間帯なのだ。自分の身体に心を向けていると、変化が分かって面白いですよ。

分岐の先では登山道と旧鉱山道に分かれる。昨秋にも使った旧鉱山道に迷わず進路を取る。なぜか。山腹の道なので風通しが良い、下草が少ない、道がぬかるんでいない、黒部の山々の眺望が楽しめる、高山植物が多い、などなど。登山道はこの逆です。旧鉱山道を選ぶのは当然でしょう。ただし、トラロープが張られているので、やまやろうは行けとは言いません。

シモツケソウ群生
10:09 1660m 仏ヶ平。着いて息をのむ。ニッコウキスゲとシモツケソウのお花畑が広がっている。ピンクの海に点在するオレンジの島。これは見事だ。ニッコウキスゲがまだ楽しめるとは思っていなかったので、来て良かった。写真は山頂を踏んでから撮ることにして、先を急ぐ。

山頂
10:22 1755m 僧ヶ岳山頂(1855m)。1時間18分で到達。昨秋は同じコースで1時間27分だったので、体力は維持されているのだろう。安心した。これで夏合宿を自信を持って対応できる。周辺はガスが多く、駒ヶ岳方面の稜線が見える程度。人はいない。普通この時間帯なら駒ヶ岳を狙うだろうが、タイムの短さに満足して、向かう気にならなかった。
仏ヶ平で休憩する。
仏ヶ平を望む

団塊世代グループの宴会の騒々しさを避けて、平の端に腰を下ろす。昼食は買って来なかった。軽食で何とかなるかと思い。バナナとスナック菓子で済ます。ゴロリと寝ころぶと、雲がプワーと流れていく。のんびりと雲を眺めるなんていつぶりだろうか、心が洗われる。

花畑
落ち着いたら、デジカメで花々をばしばし撮っていく。アスペクト比を4:3から3:2にした。これは35mmフィルムカメラの縦横比。一眼レフで慣れている方で、作品を狙う。
花畑2

ニッコウキズゲ今を盛りに天に伸びゆく
フィルム代がかからないので、シャッターは気軽に押しています。構図も余り決めない。それではレベルアップしないのでだめなんだけれど。

11:08 1660m 仏ヶ平を後にする。同じく鉱山道で。下山は何も考えずにひたすら足を動かし続ける。緊張感が解けたのか、道から足を踏み外したり、尻餅をついたりした。歪んだ姿勢でデスクワークを続けていたので、身体の左右のバランスが崩れているのだろう。

11:40 1500m 宇奈月尾根との分岐。この手前で、グループ登山者の一人から、「僧ヶ岳はあとどれくらいですかね?」と尋ねられる。これって一番困る質問なんです。「私はあと何年生きられますか?」と同義。「人それぞれ」と回答するしかない。

12:07 1210m 泥っぽい道にうんざりしていたら林道に到着した。沢水で登山靴をきれいにして下山する。昼食をとっていないので、地鉄宇奈月駅の駅そばを食べる。盛りそばで620円は高いな。

ブランクのあったやまやろうにとっては、久しぶりの山行でとても気分が刷新された。体力は落ちているわけでもないようなので、このままの気分で夏合宿に移行したい。






Last updated  2007/08/05 10:04:35 PM
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Profile


やまやろう

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・山岳スナップ写真家(登山しながらサクサク撮影)、山ブロガー。

・1974年生まれ。魚津市在住。1997年法政大学工学部物質化学科卒業。1999年富山県の化学メーカーに就職。同秋の妙高山登山イベントに参加し、山登りに開眼。

・2001年魚津岳友会に入会、サラリーマンのかたわら年間40~50日入山し、登山、クライミング、沢登り、バックカントリースキー等通年登山と写真撮影を実践中。

・2005年より山行記録と写真をテーマにした「やまぶろぐ」を開設、12年間ほぼ毎日更新中。北アルプス・富山県内を中心としたマニアックな記録を多数掲載。

・写真受賞歴は、北日本新聞読者写真コンクール、岳人・新岳人写真倶楽部、とやまの自然写真コンテスト、他。

・出版歴は、魚津岳友会50周年記念誌、富山の百山。山岳ライター歴あり。

・3人の子供のお父さんと山岳会の山行を両立。

・バンプ、日本酒、ミニカー、家と家の隙間撮影が好き。

・金沢かさこ塾一期生。

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