テーマ:銀塩カメラ(77)
カテゴリ:写真
早朝の5ルンゼ登高。日が差して雪が緩むと落石のおそれがあるので、堅いうちに標高を上げる。 池の平山(後方の山)から朝日が差すと、みるみるルンゼ内が明るくなってきた。 ルンゼを登り切って休憩。ここは小窓尾根2121mピークのコル。本来はニードルに直接突き上げる予定であったが、谷の状態が悪くこちらのルートをとった。コルからの雪壁登りで1ピッチロープを出した。 ニードル手前で休憩。この先は厳しい地形になってくるので、気を引き締めにかかる。 ニードル下部で1ピッチロープを伸ばす。ロープなしで行けるかどうか微妙なライン。人数が多ければ迷わずロープだ。 ニードル基部。しっかりとした支点があるので、それを利用して懸垂下降する。 ロープダウン。ここから池ノ谷へ向けて、ニードル沢右俣の下降を始める。 ニードル基部を見上げる。落石があるので、待ち時間も気が抜けない。 右俣下降に8回懸垂下降したが、これは2回目。 同地点の下降。上からは、雪が切れているように見えた。空中懸垂や最悪登り返しも想定された。 雪が切れているように見えたのは、この段差であった。下部は雪がつながっている。それを見て、池ノ谷まで下りられることを確信した。 垂れたロープをゴボウして下る。 それでは厳しいので、支点をとって懸垂下降する。 先頭で下ったやまやろうが待っていたところ、左岸側壁から突然石が数個飛んできた。1m先の雪面に落下、事なきを得る。 斜面が緩やかになり始めた。とは言うものの、ロープは必要。 竹ペグが十字型になるようにして雪面に埋設し、支点とする。 ニードル沢左俣と合流する。左俣の方が広いし緩やかである。右俣は厳しい登下降となり、一般的ではない。 草付きまで下ってくる。もうロープは不要だ。眼下に見える池ノ谷二俣を目指し、疲れた身体を奮い立たせる。 池ノ谷二俣の幕営地。到着が遅かったので、水を作る者とテントを設営する者とに作業分担する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/05/20 10:07:52 PM
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