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やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

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2010/09/05
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カテゴリ:沢登り
3週続けての沢遡行となる。本当は塔倉山に登るつもりでスーパー農道を走っていたのであるが、アプローチが分からずそのまま走り続けていたら、上市町を抜けてしまった。暑そうなので沢沿いのコースがある大辻山に転進。

01
通常の登山口から少し林道を下った先に、白岩川コースはある。足回りはトレランシューズ、荷物は水1リットルに総菜パン、小物など。

9:05 895m 出発。

02
出発早々、マタタビを見つけてしまった。大粒でしかもたくさんあるものだから頑張って採った。虫えい(虫が寄生して変形した実)もあり、これは果実酒が楽しめそうだ。

03
沢にはわずらわしい虫はおらず快適。急ぐ山行ではないものだから、時折立ち止まりながらゆっくり進む。写真タイムもたくさんある。

04
まぶしい日差し、きらめく水、輝く葉っぱ。こういうものを見ると、心が落ち着いてくる。登山道歩きよりこういう自然状態なルートに惹かれる自分がいる。本当にやりたいことは、登山よりも沢登りなのかもしれない。

05
淵は数多く点在する。こういうところを見るとイワナを探したくなる。淵の中には何かが走るところもあった。

06
大きい淵は一瞥しただけで何もいないと分かる。隠れるための岩が少ないためだ。

9:42 925m 「3」の看板がある沢の分岐。右手は奥長尾山、左手は大辻山に通じている。

07
9:50 955m 「5」の看板のある地点から、急に水量が減ってきた。いよいよ源頭部が近づいてきたか。

08
ちょろちょろとした流れの中に、素早く動くものがいる。イワナの稚魚かと思ったが、よく見たらサンショウウオのこどもであった。こういうのがこの先あちこちで見かけられた。自然が豊かなコースだ。

09
10:09 1010m 最後の分岐。右が正しいルート。

10
白岩川の最初一滴を撮る。これが富山湾につながっている。

10:20 1080m 沢を詰めて北尾根ルートと合流する。この先は登山道だ。

11
尾根筋の展望のきく場所からは、目指す山頂が見えた。心地よい風が吹く。調子よく高度を稼げるのは、毎週山に入っているからか。

12
10:47 1295m 大辻山に登頂。山ガールはおろか登山者自体がいない。やまやろうより一足先に下山したようだ。珍しく静かな山頂。日差しが苦しいので日陰に腰を下ろす。

何も考えず山行の余韻に浸る。登頂したのもつかの間、次の山のことを考えている。それでこそ健康な状態だろう。行きたいと思っても行く気にならなかった頃から変化してきた。

11:09 下山開始。水が少なくなったので、途中で水を飲むつもりで白岩川コースに引き返す。

13
これはミゾソバ。ザンザンと下るだけだが、沢の中を歩いているだけで何ともいえない満足感がある。

淵のそばを通ったら魚影が見えた。淵は浅く逃げ場となる岩場も限られている。このチャンスを逃したらイワナを見ることはできないと思い、捕獲を試みる。

左手を岩の下に差し込み、イワナの感触を確かめる。いた!魚体をつかんだ。しかし頭には届かずうまくつかむことができない。隠れている岩を少し動かして両手でつかもうとしたら、するりと抜けてすんでのところで逃げられてしまった。

これで諦めるわけにはいかない。水の濁りが収まるのを待ってから、再度岩の下に手を差し入れる。こんな狭いところにいるのかという別の所に、頭だけ突っ込んで潜んでいた。

またしても頭がつかめない。尻尾をつまんで引きずり出そうとしてもヌルヌルで滑ってしまう。手の平に砂を介してつかめば滑らないことに気付く。つかめる位置が頭の方に少しずつ近づき、えいやと両手でしっかりとつかまえる。ズボンを濡らしてまで格闘し、ついにイワナの姿を見た。

14
大きい。20センチはあるだろう。イワナってこんな模様だったか?何かの交雑種かと思ってしまったが、模様には地域差がかなりあるようなので、これはイワナなのだろう。

暴れるイワナを優しく抱いて、写真を撮る。白岩川源流のイワナをいつか撮りたいと思っていたのだ。それが実現してとても嬉しい。こいつは元から住んでいたのか放流されたのかは不明であるが、この小さな沢でこんな大きなイワナが生きていることに驚きと喜びが交錯する。元気に生き延びて欲しいと願いつつ、元の淵にリリースする。

15
12:30 865m 駐車場に到着。収穫は2つ。マタタビの実とイワナの写真である。充実した日帰り山行であった。これからの日帰り山行には、普通の登山道歩きにはない、キラリと光る何かを求めようかな。





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Last updated  2010/09/05 09:44:12 PM


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