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やまぶろぐ・山岳スナップ写真家&山ブロガー・坂口忍(北アルプス・富山県内)

2011/07/31
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テーマ:沢登り(186)
カテゴリ:沢登り
沢訓練ということで新人2名(Y本さん、Yたさん)を連れての遡行。難易度が比較的低くてやまやろうが遡行していない谷として、成谷を選んだ。この谷は鉄砲水に注意が必要。当日の天候は、午後から雨の予報。スピード勝負ということで敢えて入渓した。

01
下山路となる僧ヶ岳東又コース起点にやまやろうの車をデポして入渓地へ。

8:14 遡行開始。先ずは片貝川を徒渉して右岸に渡る。3人スクラムを組んでぶっつけ本番の徒渉。5段の砂防堰堤が連なる。左岸に巻き道があるようだが、不明瞭だ。背丈以上のヤブをこぐ。先頭で進んだやまやろうは、手首が擦り傷だらけになった。

02
8:38 ヤブこぎは終わり、いよいよ谷に入る。ホールドが豊富な沢筋。水量も豊富だ。わずらわしい虫は皆無、下界の暑さを忘れるほどの快適な谷だ。

03
渓相は美しい。何度も足を止めて、写真に収める。

04
新人には余り口出ししない。それでいて手足を使うテクニカルなルート。当惑しているかもしれないが、やまやろうだって新人の時は訳も分からず連れて行かれたわけだ、沢にしても山スキーにしても。体力さえあれば何とかなるもの。

05
9:08 ここで谷は右方に屈曲する。標高800m付近と思われる。

06
9:14 左岸崩壊地付近。真新しい崩壊が続く。倒木もちらほら。大きな石もぐらぐらなので、手を掛ける際は注意が必要だ。

9:31 二又。右又へ。地形図上での「成」の下辺り。

07
9:55 成谷最大の滝。ここは右岸を高巻く。やまやろうトップでロープを伸ばす。バンド下の斜面は崩れやすくて足場が不安定だ。そろりそろりと上に向かうも支点が取れない。途中で気休め程度に木の根に支点を取る。

08
10:12 バンド上の頑丈な木の幹に確保点を取る、これで安心。二番手のYたさんはプルージックで上がってもらい、ラストのY本さんはやまやろうが確保(問題あったが)。

09
高巻き支点からの上部2段の滝。もう少しロープを伸ばせば1回で終了できた。確保点から5mほど進んだところで、ロープ不要の下降路があったのだ。

10:54 高巻き終了、沢に立つ。上部2段の滝はフリーで越えることができた。

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ものの本によれば、滝上は日本庭園のような渓相とのこと。まさにその通りであった。

11
流れは穏やかになり、コケや草本が流れにからむ。

12
透き通る瀞であるが、魚影は見なかった。皆、美しさに嘆息。

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時折、雨がぱらぱらと来る。鉄砲水が脳裏に浮かぶ。本によると更に上流で遭ったということで、油断ならないのだ。

実はY本さんが2段滝の上でデジカメを落とした。水中を探すかそれとも先に行くか。リーダーとしての判断が求められた。天気は思わしくない、苦渋の決断(と本人の納得)で、先を急いだ。今度からはデジカメには紐を付けましょう。

14
11:43 沢水がこの上から伏流する。Yたさんが見つめる苔むした岩の下から、こんこんと水が湧いているのだ。不思議なものだ。ここで昼食、水汲み。

この先、水流は出たり消えたりする。

15
12:11 ものの本によれば、腕力で越える3m滝というのはここのようだ。岩にはいつくばり、全身のフリクションを使って何とかクリアする。

16
12:15 ものの本によれば、ペンキマークがあるということで、注視しながら遡行する。見つけた。沢の真ん中の大岩に赤ペンキで矢印と「イオリ」と思われる文字が確認できた。

その矢印の先には細い溝がある。ここを登るということだ。ペンキ岩の上にケルンを積んでおいた。

溝に入ってから、雨が降ってきた。まさに時間との勝負であった。雨量は少なかったので鉄砲水になったかは疑問だ。しかし予定通り、安全な時間帯に安全地帯に入れたことに意味があるのだ。

12:29 溝から尾根筋に出る。1338m付近と思われる。激しいヤブの中、ひたすら東に進む。尾根のヤブに辟易し、新たな溝を伝ったらほんのわずかで伊折山の脇に出た。

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12:40 伊折山。意外な感じでポンと山頂に出たので、思わず笑ってしまった。これで生還できる。土砂降りである。東又ルートを黙々と下る。

18
13:35 登山口に到着。雨は大したものではなく、川もそれほど増量していない。成谷にいても大したものではなかっただろう。自分達の脚力を信じて遡行を終えられたことが自信につながった。






Last updated  2011/08/10 10:39:14 PM
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Profile


やまやろう

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・山岳スナップ写真家(登山しながらサクサク撮影)、山ブロガー。

・1974年生まれ。魚津市在住。1997年法政大学工学部物質化学科卒業。1999年富山県の化学メーカーに就職。同秋の妙高山登山イベントに参加し、山登りに開眼。

・2001年魚津岳友会に入会、サラリーマンのかたわら年間40~50日入山し、登山、クライミング、沢登り、バックカントリースキー等通年登山と写真撮影を実践中。

・2005年より山行記録と写真をテーマにした「やまぶろぐ」を開設、12年間ほぼ毎日更新中。北アルプス・富山県内を中心としたマニアックな記録を多数掲載。

・写真受賞歴は、北日本新聞読者写真コンクール、岳人・新岳人写真倶楽部、とやまの自然写真コンテスト、他。

・出版歴は、魚津岳友会50周年記念誌、富山の百山。山岳ライター歴あり。

・3人の子供のお父さんと山岳会の山行を両立。

・バンプ、日本酒、ミニカー、家と家の隙間撮影が好き。

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