テーマ:山登りは楽しい(12271)
カテゴリ:登山
富山県山岳連盟主催のイベントであります。主な対象は初心者なのであるが、我々経験者も初心に帰って学んでみようと思ったのだ。当会からは、N島さん、Dさん、山ちゃん、やまやろう。場所はアルペンルートの立山駅裏の登山研修所。
先ずは全員で顔を合わせての挨拶。名簿によれば今日で27名、明日でのべ21名の参加である。多いねえ。講師及び山岳関係者が大部分を占めているのだが、数名は会に所属しない個人が参加している。おらだんはそういう方から声を掛けられた。ヘルメットに書いた苗字だけ見て、2年前のあわすのでのレースにファンテレで出ていたことを指摘されてびっくりした。よーく覚えていますのぉ。 先ずは、全くの初心者と経験者とに分かれる。我々は経験者であるが、そこでもいろいろ。山岳会によって活動内容が異なるし、今回学びたいことも異なる。各人の要望を聞いて、講師である山岳警備隊員が内容を検討してみた。内容が決まっていないのかよーという突っ込みもあるが、参加者のレベルに応じて柔軟に対応したとも言える(結果としては文句なし)。 G会はいきなり人工壁である。高さ17.5m。山ちゃんは意外なことに初めて触るのだとー。警備隊の講師は町田隊員。G会の他に、富山山想会のm谷さんが合流。先週の救急救命講習会でも熱心でしたな。 今回は、登攀時のロープワークの基本と、懸垂下降時の基本を教えてもらった。我々は古めかしい山岳会であって、最新の技術とに開きがあった。これまで普通に行っていた操作が、現在では全くのNGとか指摘されて大いに驚く。 より安全に、より確実に操作を研究している警備隊のことであるから、それを我々も導入したい。うーむいかにこれまで適当であったか。装備の購入(22kNのソウンスリング)から始めなければならない。 人工壁でマルチピッチの練習。操作を確認しながらやわやわと登る。久しぶりのクライミングなので身体が慣れていない。操作については町田隊員からこと細かく確認を受けて、大変良かった。 人工壁のトップに着いて自己確保した後でも色々貴重な意見を伺った。その辺りは激しくメモをしているやまやろう。内容をまとめてみれば、最新クライミング指南になるであろう。しかしながら、基本的には「大人の山岳部」に載っているのだとか。やまやろうは帰宅してから早速アマゾンでぽちっとな。
昼休みは研修所でパンを食べる。時間があったので、やまやろうは立山駅周辺をうろうろ。駐車場はいっぱいだ。駅前ロータリーには多数の観光バスが並んでいる。駅前には中国人観光客がわらわらと。駅の改札も国際色豊かですなー。昼でもおぞおぞですよ。おらだんスキーで上山したいが、今シーズンはそんな時間はあるのかしら? 午後もマルチピッチの練習。一旦クライミングしてから、懸垂下降を壁の途中で切って、連続下降を試してみた。ここの壁だからできることなのだが、支点に二人が荷重して作業した。実際の現場でもありえる事象であるが、よほど強固な支点でないと無理だなー。 ここではスリングと安全環付きカラビナを残置して下降することとなった。確実な下降のためには多少の出費は止むを得ないこと。自分の命と考えたらスリングとカラビナ数個の値段は安いものだ。 16時前には終了した。一連の作業を真剣に行うと時間もかかるし汗もかく。初歩的な登下降の作業であったが充実した内容であった。どんだけ操作を忘れているかということだ。今回の学習内容を忘れないためには、ロープを常にいじっておくしかない。 やまやろうは要所要所で写真を撮ってメモをしていた。m谷さんは話を聞くのでいっぱいいっぱいだったので、この写真データが大変欲しいとのこと。プリントしてあげますちゃー、ボランティア精神旺盛なやまやろう。山が好きな人が少しでも増えて欲しいし、遭難はしてほしくない。そう思えばこれくらいのことはお安い御用です。 Dさんと山ちゃんとやまやろうは一日のみの講習なので、これにて帰路につく。Dさんの実家に寄ってから山ちゃんの先週の修了証を富山消防署で受け取り、富山インターから高速をガンガン飛ばして魚津に帰る。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/04/19 12:33:24 AM
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