テーマ:沢登り(77)
カテゴリ:沢登り
8:58 1675m ハング状の大滝。ものの本によれば8mとある。左岸を巻くと書いてあるが、ここは右岸が正解。滝の中央バンドから左手の溝をお助けロープを使って越える。 滝の上には広い溜まりがある。休憩となったので早速ザックから竿を出して振ってみる。いてもおかしくない地形なのだが、当たりすら感じない。やまやろうが下手なだけなのか、フライでないと振り向いてくれないのか、元からいないのか。 9:23 またもや釣れず、出発。 この後はしばらく歩く。薬師岳の稜線が見えた。今日はあれくらいまで詰め上がらねばならないのだ。 底まで見通せる透明度の高い沢水である。波紋が白砂に陰影となってゆらめく。無心になってシャッターを押す。 ここも広い溜まりである。先を急ぐので竿を出すことができなかったのが残念だ。 9:54 1845m 雪渓が現れた。状態によっては遡行ができない可能性がある。まずは行ってみるしかない。 鳶谷の最初の二又が見えてきた。地形図1970m付近のもの。太陽のきらめきと遡行者の影が良い感じ。 10:14 1930m 二又に到着、ザックを下ろして地形を観察する。こちらは遡行する右又である。 こちらは左又。谷の中が雪渓で埋まっているので、遡行は大変そうだ。 2004年の遡行時では、まだ雪渓は現れていなかったと記憶している。年によって残雪量が変わり、それによって沢のグレードも変化するであろう。沢登りでは過去の情報は余り役に立たない。現地に入渓して自分で進路を判断していかなければならない。 やまやろうがリーダーだったら2004年の記憶を参考にして、お気軽な遡行内容と判断してしまったかもしれない(実際は違った)。今回のリーダーは会長であり、鳶谷へは初めての入渓だったから、ありのままの現状を見て的確に判断していた。こうあるべきだね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/08/19 11:29:57 AM
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