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やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

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2015/08/15
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テーマ:沢登り(77)
カテゴリ:沢登り
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10:23 休憩が終わって、いよいよ右又に入る!

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10:40 2030m 二つ目の二又の下部から、谷は雪渓で埋まっている。滑らないようにフェルトソールをスプーンカットに擦り付けるようにして歩く。ここは2100m付近、こちらも右又を目指す。

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雪渓から水流への落ち口はどうなっているのか。

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10:49 2070m 雪渓の上端部。結構な高さでスノーブリッジとなっており、水流に降りることはできない。左岸は岩壁、スノーブリッジの下には水流があり近づく気にならない。右岸は雪渓の下に入っていけそうだが、庇状になった雪渓の下を歩くのは気が引ける。

唯一の道としては左方に見える岩を乗り越すこと。それには雪渓からの飛び移りが必要だ。ここでハーネスとロープの出番となる。持ってきておいて良かったね。

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山ちゃんが空荷となってトップを努める。飛び移る雪渓は崩れることはなかった。ホールドを掴み潅木に支点を取る。もう少し伸ばして頂きの茂みでビレイ点を確保する。

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二番手のDさんは、山ちゃんのザックを背負って登る。三番手は会長であるが、ロープが短い。山ちゃんに出してもらうがなかなか思いが伝わらない。ATCで確保しているようだ。支点でFIXしてくれればそれでよい、会長が怒鳴っていた。

やまやろうはロープがつながった猿回し状態。ラストは楽ですな。しかしこれだと登攀をした気分にならないのだ。記憶にも強烈な体験として残りにくい。やっぱり完全燃焼するならトップで登るべきなのだ。現役代表、だめだめです。

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11:22 2080m ロープをしまって登攀終了。岩の頂きからは難なく通行できたが、視線を上げると更なる滝が待っていた。会長が工作している。Dさんと山ちゃんが立つ所まではフリーで行けるが、そこから先がこの谷の核心部となった。

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会長はハーケンを一枚打ち、手がかりとしてリッジをまたいだ。そこから先は見えなくなるので、ロープの動きで上部工作を想像するしかない。

待っている間にわんわんと虫にたかられるが逃げ場はない。手で振り払うだけ。空は霧で白くなった。夕立などの天候の悪化が心配だ。

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かなり時間が経過してからロープが引き上げられた。笛の合図で後続は登る。やまやろうはまたしてもラスト。スリングの回収係だ。ロープで確保されているとは言え、高度感によってものすごく緊張した。これをトップで登れるのか!?

角度が立っているうえに岩が濡れている。やまやろうにはちょっと厳しい。今年は入渓経験が乏しく身体がなじんでいないのだ。ロープに頼りまくった。

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12:07 2110m 登攀終了。ここが地形図の二段の滝なのだろうなあ。2004年の遡行時にはどうやって越したのだろうか?高巻いてはいないからホールドを頼りに登っていったはずだ。水流の中に弱点があったかもしれないが、今回は水が冷たくて無理である。





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Last updated  2015/08/20 06:08:39 AM


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