テーマ:山登りは楽しい(12267)
カテゴリ:登山
今回の雪山訓練は、新人のヘンリーとJ君のためのものである。しかしながら雪が絶対的に存在しない。でも立山に向かうのである。
会員としては珍しくやる気があって、総勢八名の参加となった(残念ながら一名減)。テントは三張りですよ、当会としては久しぶりの大部隊となった。 やまやろうの荷物は、水なしで16kg。容量的には共同装備を入れたらパンパンなので、もう少し大きい方がベストなのだろうな。アークということと軽量ということからこれを気に入って使っているのだが、Yたさんのがいいなあー。 6時会館起床、7:40立山駅到着。人はまばらでありましたが、8:40の始発にはこのような列ができた。美女平のバスは二台。今回はなぜか手荷物料金(片道300円)が取られなかった。そういう貼り紙があったが、これは来期も継続なのかは不明である。 室堂ターミナル。閑散としている、我々はちまちま準備していて観光客がいなくなった後だからね。Yたさんはスキー関係の顔見知り多数。韓国人なんかスノボとスノーシューを持ち込んでいたが、どこをどうするのやらー(情報ないの?)。 10:20 ターミナルを出発する。先ずは警備隊に挨拶をー。おらは顔見知りがいないから、ベテランのS竹会長とN島さんが音頭をとる。 とりあえずは、雪を求めて一の越方面へ歩く。キャンプ場は雷鳥沢であるが、そこは積雪すらないのだよ。寄ってから訓練では時間が足りない。直行します。 11:02 浄土山北斜面に残雪の斜面があった。ここで訓練しよう。その後の行動結果からも、ここしかまともな雪の斜面はなかったのだ。 クライミング装備の準備中。この雪の少なさは分かりますか?11月下旬の立山とは、とても思えない。 八名を半分に分けて訓練開始。まずは、アイゼン・ピッケルワークです。やまやろうはJ君の担当。自分が何気にやっている行動を言葉にすることは、なかなか大変なことなのである。 歩き方にしてもおらの普段通りのやり方が、未経験者にしてみれば実は高度なテクニックなのだ。これは自分では分からなかった。経験によって培われた技術って凄いことなのね。 それから滑落停止訓練。Like a Rolling Stone. 転がるおぢちゃんは元気です。おらもJ君にどんな体勢からでもピッケルを刺せるようにせんならん!と何度ももんどり打っていたら、ぐきっと腰を痛めてしまった。しばらく動けんだ。 昼食。やまやろうの行動食はグラノーラなので、速攻終了。食事時間を写真撮影に充てる。こんな雪のない11月の立山なんて、滅多にないものなのだから被写体にしても超レアなものばかり! 紅葉がなく雪もないという中途半端な山の斜面は、どうにも撮りようがないですな。そんな中でもナナカマドの赤い実を見つけて捉えた一枚。 雪がないために埋もれずにいた、枯れた高山植物に氷が付着している構図は、実際は初雪の頃にしか撮れないのではないだろうか。やまやろうもこんな風景は見たことがなかったので、現実的でない感覚であった。 昼食後は、ダブルロープを使った登攀のシステムを教えた。ビレイヤーはS竹会長で、やまやろうがクライマーであった。いきなり問題発生!アンカーを作ろうとしても雪(実際は氷)が硬過ぎて竹ペグを埋めることができなかったのだ。 だから埋めたことにして、確保支点の作り方(システム)を教えることになった。二箇所以上からの支点と流動分散、そしてスタンディングアックスビレイ。いや、ピッケル全く埋まりません。 雪がないせいで、正しい形でのシステムを教えられなかったな。また後日じっくり教えていくことになろう。チーフリーダーは装備表よりも多くのカラビナやソウンスリングを持ち込まないと、対応できないことを知った。 14:30 訓練終了。下界を見れば、キャンプ場にはテントがちらほら。 14:38 一の越に向けて、アイゼン歩きを開始。何て言うかこういう枯れた高山植物に氷が付いているのですよ。それがあたかも花みたいなのですよ、きれいですなー。 ボトル水量が気になったから、我が班では流れから水を補給した。この時期に水流があるという驚き。水深が浅いから給水するのは大変でしたー。 先行班はもう一の越だ。我々はアイゼントラブルがあったり、新人二名がいたりしたためなのか、ちょっと遅れた。 浄土山のサンセット。正面の斜面がいつもこの時期に滑っている場所である。雪ないねかー。 15:23 一の越に到着。相変わらず雪はない。後立を見てヘンリーは感動していた。 (゚∀゚) Secret Camping! いきなりテント生活風景でありますが、ウィンナーをじうじう炒めております。M本さんのボッカ訓練ということで、当家にあった食べ物がじゃんじゃん登場します。 こちら、生野菜入り(ジップロックで大量持参!)の焼きそば。 カニ玉(目標物)。M本さんは生卵持参!フライパンで焼いてみるものの、うまい具合に円盤状に焼けてくれないものだから、炒り玉子にしてしまいました。そこに大量のあんかけ。焼きそばの焦げも混ざったものだから、ビターな大人味になりました♪ モツ煮。これは袋をボイルするだけ。うまかった。 ここで本日のメインディッシュ(これまでの料理は酒のつまみである)、麻婆春雨丼であります。山飯として登場率は高いと思われる。簡単にできて美味しいからだな。 食後は、残った酒(立山、いいちこ)をちびちび消費(主にやまやろう)。テントが強風で揺れます。LEDランタンも左右にブランブラン。 20:15 酒が空になったので寝ます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015/11/23 08:54:26 PM
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