やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2021/10/17(日)21:17

弥太蔵谷・瀬々薙谷遡行(二日目)

沢登り(328)

二日目:距離6.5km、行動時間7:05 5:30 起床。焚火の前で寝ることに 挑戦したA木さんは安眠できたようだ。 気温が高かったのでテント内は暖かく、 シュラフカバー、ウール厚手靴下、 フリース下、ウール上(肌に直接)、 クラッグジャケットで寒さを感じること なく熟睡できた。 今回の遡行にあたり、​昨年の釜谷遡行​時 の服装を確認したのが役に立った。 朝食はカップヌードル。お椀で食べる 3食パックの2食を調理。食べ慣れた 味は旨い。食後の有糖コーヒーも旨い。 再び着火した焚火は、出発前に 水をかけてしっかり消火する。 7:18 642m 出発。秋晴れだ! 7:22 640m 穏やかな渓相。 7:28 649m 二又。右又には斜瀑。 左又へ進む。水が濁っている。 増水時には逃げ場のない 切り立った廊下を通る。 7:45 666m 滝あり。 7:49 釜のある1m滝。ロープを出す。 ホールドが乏しく乗り越しが難しそうだ。 N村さんが泳いで水中のスタンスに立ち、 両手両足を左右に突っ張って越えた。 待ち人は「ガンバ!」の大声援。 後続はバックパックをロープウェイ 方式で渡し、ロープをハーネスに付けて から釜を泳いで空身で登る。 8:18 登攀終了。釜が深いから飛び込む 人もいたが、水中には岩があるかも しれない。 捻挫したり骨折した人がいる。深そうに 見えても、飛び込むのは危険だ。自分は 手前から静かに水に入って泳いだ。 倒木は滑りやすい。濡れてしまうが、 岩のスタンスから滝を越える。 8:25 675m 滝場を越えたところで 休憩。朝日を浴びる。 ピークは基準点名「瓢山」1261.4m かな? 8:38 出発。 8:47 692m 右岸に滝あり。足元に サワガニを発見!他の場所ではカジカ ガエルやガマガエルを見た。 8:59 717m 釜のある滝は泳ぐ。 カメラは防水袋に入れた。出し入れが 面倒だが、壊すよりはましだ。 9:05 722m 二又は左に入る。 9:08 731m 朝日でまぶしい4m滝は、 右岸のルンゼを詰めてシングルロープで 懸垂下降。残置の捨て縄あり。 バックアップなしで素早く下降する。 9:42 全員の懸垂下降終了。 9:54 760m 二段10mの滝(ラスボス)。 N村さんがシングルロープを付けながら 左岸のガレを斜上し、滝上の潅木でビレイ。 セカンド山ちゃんが中間支点を回収、 後続は滝をユマーリングする。 ロープセットの隙間時間に、Nとさんは フリーで滝を突破した。 10:59 771m 登攀終了。草地に 寝転がり日差しの温もりを感じながら 休憩する。 青い実はサワフタギ。遡行時に 至る所で見られた。 一定の高さで草が切れている。 動物が食べたのでは、という意見も 出たが範囲が広すぎる。 個人的には流速のある増水が一気に 薙いでいったのではと考えている。 瀬々薙谷の由来は、案外こういうところ にあるのでは? 11:24 824m 分岐は右又へ。 ここで給水しておく。山ちゃんは 直接飲んだw 11:28 837m 分岐は右又へ。 陽光の当たったブナの白い幹が美しい。 この先水量はぐっと減少する。 左右から延びた潅木を押しやりながら 沢を詰める。 11:50 926m 分岐は左又へ。 ブナ林の中だ。 12:00 938m 瀬々薙谷の源頭は 湿地であった。右手の溝に入り尾根に 出ようとしたが、尾根上のヤブが 濃くて断念。引き返して湿地の先を 更に進む。獣道があって歩きやすい。 ヌタ場がある(2箇所)。 12:11 955m 尾根に出た。 ゴール(負釣山南峰)が見えた。 ユキツバキのヤブが濃いが、 ところどころに踏み跡があるので 助かる。 ヤマカガシをゲットだぜ! カエルを飲んでいるぞ。 12:48 971m 負釣山南峰978m (立志の峰)。二日間の遡行が終わった。 休憩し、登攀具を外し、記念撮影する。 13:11 下山開始。 13:24 951m 負釣山959m。 黒部川扇状地が一望だー。この先は タイムアタック。おら、若いもんに ついていけない(フェルトソールは滑る)。 グループ、親子、単独、夫婦など多くの 登山者とすれ違う。 13:38 七合目。 13:50 五合目。 14:01 三合目。 14:15 一合目。 14:23 378m 登山口。ヒザに疲労が 来てへろへろ歩きだった。 駐車場にある登山者のミニバンの 影で横になる。 14:38 全員が無事下山した。 14:44 宇奈月温泉の駐車場に 向けて2台で出発。 15:03 駐車場に到着、ここで解散。

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