むすこは進学のため、長野県の大学に行く。やまやろうは、下宿をベースキャンプにして、長野の山を登るつもりだ。
彼がどこの大学に行くかなんて把握していなかったが、こちらの希望通りの大学に合格した。やりたいと思っていたことができるようになった。
おまけに今年から「多子世帯に対する入学料・授業料の無償化」が始まり、文字通り無償で入学できるのだ。これは我が家の家計に大きな影響がある。
就職氷河期に30数社落とされてやっと入った今の会社。入社早々にリストラの憂き目に遭う。退職勧告を拒否して留まる。
仕事の成果に対する評価は全くされず、昇進が一般的社員よりも10年近く遅い。その分の給与差は1000万円はありますなあ。
後輩はバンバン昇級・昇進していく(3月の異動通知は嫌い)。人手不足なので新人はいきなり給与が引き上げられる。そこに取り残されたのが、就職氷河期の自分。
成果給なので、給料が上がらない。何もしなくても給与が上がる若手が羨ましい。自分は現在の職場でそれなりの経験と知見と実績を有しているが、相手にされていない。管理者ではなく手を使う技術者として見られている。
実際に手を動かして作業するのは好きなのだけれど、この年齢でそれをやっているってことは、出世ラインに乗っていないということなのだ。
何年も前からそれは分かっていた。でも、現在の職場のことを知っているから、何とか引き上げてもらうという淡い期待もあった。しかし現在は後輩がチーフリーターだし、自分よりも昇格してしまった。
お前は出世ラインではありませんよ宣言の通告。仕事でメンタルがやられたこともあって、仕事ではもう成果を出すことは諦めた。適当にやっていきます。転勤したくないので、ひっそりと仕事をしていくことにします。

今週末に、むすこは下宿先に引っ越す。一人暮らしに必要なものを買いまくっている。
今夜は精米した。嫁さんの両親が魚津にやって来て、30kg玄米を提供してくれたのだ。むすこのために、約10kgを米袋に入れた(残りは我が家で消費)。
突然の一人暮らしは大変だろう。こんなこともあろうかと、嫁さんは昔からこどもらに家事の手伝いをさせていた。なので、基本的な作業はできると思う。
応用(暮らしやすさ改善)は、むすこ個人に努力してもらおうか。