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受験生の空前絶後な日記

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Mar 17, 2007
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カテゴリ:小説
◆   ◆



橙姫達生徒会立候補者は朝早くから校門前に並んでいた。肩にかけているたすきには自分が立候補した役職とクラスと名前が達筆で書いてある。これは教頭が書いたのだとか。



彼らが集まっているの他でもない。選挙活動のためだ。登校してくる生徒に向けて、例えば橙姫なら「生徒会長には一年D組市橋燈姫をよろしくお願いします」と宣伝して、支持を集めるというものだ。



そんな活動の中で、一番目立ったのは美帆と橙姫だろう。元気一杯の美帆と、大人然とした燈姫。対照的ながらも美人であることに変わりなく、生徒の中でも特に男子の好評が高そうである。何故ならば、校門を通過する男子の九割が二人に対して「がんばれ!」とか「応援してるよ!」とか「絶対一票入れる」とかそう告げているからだ。



他の立候補者の人気はそこそこだが、今回の選挙は承認であるため、全校生徒の五割の承認さえ貰えればそれで就任となる。そうなると俄然やる気も全開にはならず、更に橙姫と美帆との差が広がっていく。



さらに橙姫は、休み時間も廊下のゴミを拾い、通り過ぎる生徒・教師は一人も漏らさず挨拶したり、授業では進んで発言したりと、とても一生懸命に自分をアピールしている。他の立候補者もそれなりのことはやっていたが、やはり橙姫の誠意には目を見張るものがあり、まるで自分の命をかけているかのような熱意だった。



◆   ◆



そうして、一週間の選挙活動も終わり、いよいよ選挙当日。朝のホームルームを利用して、全校生徒及び教師に投票してもらう。投票用紙に書かれている立候補者七名の名前。その上の欄に○マークを書くのみ。○以外のマークは無効となる。無記入の場合は承認しないという意思。厳正で静寂な数分間で、全てが決まる。



◆   ◆



翌日。選挙結果の発表日である。朝のホームルームでは、誰が承認され、誰が承認されなかったかの議論が続いていた。橙姫もそれは気になったが、それをおくびに出さず、ただ自分の席でじっと発表を待っていた。



そして、放送が掛かった。



「前期生徒会選挙の結果を発表します」



ざわめきがさーっと消える。



「生徒会長立候補、一年D組市橋橙姫さん、承認です」



クラスから拍手喝采が上がった。



「生徒会副会長立候補、二年B組香坂瑞希さん、承認です」



二年生の教室の方から拍手と歓声が届いてくる。



そして、最終的に立候補者全員が承認された。



◆   ◆



 翌朝。橙姫は人一倍早く、朝の日差しの中を登校してきた。片手の紙袋には、紺色の刀袋のようなものが入っていた。



時刻は8時。正面玄関は部活動の朝練の生徒のためにもう開いている。昨日のうちに、新生徒会メンバーには朝8時30分までに登校してくるよう通達してあった。



中央棟3階の生徒会室に、昨日授かった鍵を使って入った。中は普通教室の半分ほどの広さで、長いテーブルが部屋の中央に置いてあり、7席のパイプイスが置いてある。その長いテーブルの上座には、大きな窓をバックに木でできた大きなデスクに、革張りの豪華な肘掛け椅子がどっしりと構えている。部屋の右の壁際にはホワイトボード、左の壁際にはアルバムやファイルが入った棚と、一枚の扉。



 橙姫はテーブルを回ってきて大きなデスクにその荷物を置いた。今日ここに早めに来たのは、ここの掃除のためである。



カチャ・・



「あ、おはようございます・・」



 長い黒髪を三つ編みにした、大人しそうな表情。生徒会室に入ってきたのは、生徒会書記の志乃宮玖奈だった。



「おはよう」

「あの・・朝、何をするんですか?」

「ここの掃除」

「あ、はい、わかりました」



そうして、二人は静かに生徒会室の掃除を始めた。



 10分後。掃除が終わった頃に、舜、豊、実祐、瑞希、美帆の順に生徒会室に来た。彼らはそれぞれ思い思いの席に座っている。



 橙姫は最後までデスクの上を拭いていた。そしてそれが終わると、静かに、自分の革張りのイスに座った。時刻は8時半。



「では、みなさん改めておはようございます」



「「「「「「「おはようございます」」」」」」」」



「さて、今日から一年。皆さん共に協力して、この学校を引っ張っていくことになるわけです。これからも改めて、よろしくお願いします」

「一年・・長いようで短いもんかな」

「私は長い方に賭ける」

「僕も長い方」

「ねぇねぇっ!今度何か企画考えよっ!ドッジボールとかっ!」

「それ、今時小学生しかやらへんて」

「私も・・そう思います」



 色んなメンバーが勢揃いした新生徒会。これから、起承転結で、波乱万丈な、はちゃめちゃな長い一年が始まる。





続く



あとがき



どうも「きみとともにあるこう(略してきみとも)」第2話です(^∀^)



第1話から少し長かったですが、どうにか更新・掲載することができました。



 ここでようやく生徒会メンバーが全員登場します。ここから本当に起承転結で波乱万丈なはちゃめちゃの物語が始まります。



ではこれからもどうぞ読んでくださいね~





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Last updated  Mar 17, 2007 05:55:20 PM
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m9(^Д^)プギャー!@ やはり目覚めたのね・・・彼女がw ちょw 今日のお姉さまwww感じすぎて…
じゅうきゅうごう@ ボキは・・ボキはァー!!!!! だっひょおおぉおぉ♪ ボキのテンコをお姉…
さい8@ ちょちょちょ(^^; 見せて見せてっていうからチャック開けて…
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