R.E.Life in梁瀬一郎 

2005/07/28(木)21:43

六十而耳順

流れ流れて地元福岡に戻って丸8年経とうとしている。 もうじき33歳・ゾロメである。 まだ全然イケますが、自分が歳をとるということは 周りも同じように歳をとるのです。 福岡でエンターテイメント周辺の仕事に関わって 随分いろんな人と会った。 とにかく、個性的な人が多い。 ポジにもネガにも本当に個性が出るものだなぁ・・とよく思う。 ラッキーだったのは 「好きなことを仕事にしている人」が多いことか。 そういう人はたいてい「若い」。 「若い」と「若い連中」が集まるわけで、新しい価値観なり 考え方が普通に周りを取り巻く。すると「若さの好循環」が始まる。 社会に出ると、いろんな新しい経験がそこから始まるわけですが ワタシの場合は、年長者にずいぶん教えてもらうことがとても多い。 いつまでたってもたくさん教えてもらっている。 「クラシック音楽」のイロハと味わいを教えてくれた方との出会いを 忘れてはいけない。 幼少期・思春期通じて クラシックを通らず(むしろ否定しながら)大人になって ひょんなことから そんな世界を垣間見ることになった。 室内楽からオペラまであらゆるシーンに 恐らく、福岡にいる同世代男性では最多数立ち会う 貴重な経験ができたのも彼らのおかげ。 密かに「クラシックの父」と「クラシックの母」と 呼ばせていただいている(笑)。 妙にこの2人にかわいがってもらえたおかげで 福岡で、自分の仕事と人生は少し彩りを増したように思う。 TV局に36年勤務の「クラシックの父ことYさん」が 今年定年を迎える。 60歳のことを耳順(じじゅん)と言うそうですね。 音楽好きの前向きでハッピーなリタイアである。 少し厭世テイストな「人生は旅だ・・○○の地より」 みたいなつぶやきを書いて突然ハガキを送ってきたりするYさん それで「あぁ、旅にいったのだな・・」と分かる。 今朝ご挨拶の言葉が入った葉書が届いた。 「個人的には、紅旗征伐いざ知らず   日本の四季と花鳥風月を友とし   さらに人類の知恵と無知の詰まった地球の歴史散策を            楽しみにしたいと願っています。」 そんなご挨拶文が続き、最後に一言 “夢に見し ミューズと踊る 老齢(おい)の人” 相変わらず素敵な言葉を紡ぐオジサンだ。 全く小憎らしい! しみじみと葉書を読んでたらこんな言葉を思い出した。 「もしキミが若者をバカにしたら、   キミは自分の中にある若さを失うことになる。 もしキミが年寄りをバカにしたら     キミは人間の知恵を失うことになる。」 「自分が60歳になったらどこで何をしているのだろう」  とふと思う。 少し前にYさんから 「カリンニコフ」という 作曲家のことを教えていただいた。 仕事を離れたら今度は、ゆっくりと「音楽と人生」の話が聞きたいと思う。 そうだ、確かもう1人の「クラシックの母」も そのうち「耳順」の時のはず。 何を持ってこの2人にお返しができるのだろう? ↓↓↓↓↓思考のカケラ蓄積用/毎日サクサク更新中!   ◆一日一枚画像ヲ記ス彩リメモblog!yanaichimob ◆キーワードblog!脳梁的喫茶空間 追伸 今朝mixi経由でふと辿り着いた 「Qふくおか」というWebの 福岡BLOGGERSに登録してみた。 紹介文を書きながら 「そうだったのか、そんな色合いのblogだったのかココは!」と思う。 「どんな出来事でもエンターテイメント視点で見ると新たな発見があります。 雑然とした日常から見つけたちょっとしたことを書き連ねます(yanaichi)。」 である。 さて 明日は7月度の勉強会「博多非凡塾」です。 テーマは「お金の哲学」ですね。 坂之上さんがblogでここを案内してくれたおかげで、 ここ数日やけにアクセス数が多いです。 今夜は、ちょっと仕事が山積み。 さくさくさくさくさくさく(捌いている音) また明日。

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