|
カテゴリ:舞台(劇場や劇的空間)の記録
今から7年ほど前のある夜
僕は地下鉄に乗って藤崎駅で降り ももちパレスであるコンサートに足を運んだ。 その日800人の劇場はガラガラで 内心「大丈夫か?」と思った。 僕は小さい頃 この劇場の近くで育った。 西新の山田産婦人科という病院で生まれて 百道(ももち)の海が遊び場だった。 その後何度も引っ越しをしたし この辺りも随分変わった。 福岡ドーム建設以降については 近未来都市みたいなもんだ。 “ももちパレス”は時間が止まったみたいで 懐かしい空気がいっぱい。 7年前ステージに登場したのは バンドネオンの“小松亮太” バックバンドは“ピアソラ・キンテート”だった。 今思えばメチャクチャ贅沢なライブで アルゼンチンタンゴの迫力と切ない響きに 一発でまいってしまったのだ。 舞台を見ながら その舞台を見ている自分を見ている もう一つの視線に気付くようになったのも あの頃。 ここに来るといつもそんなことを思い出す。 本日木曜、夜。 久々に行ったももちパレスで 舞台「ラブハンドル」を見た。 内容については あらゆるところに書かれているはずなので 今日は書きません。 何を思ったかを支離滅裂に書きますね。 特筆すべきは役者“原田泰造”。 たまに 「この人尋常じゃなく女性にモテるだろうなぁ・・」 と感じる人がいる。 “原田泰造”を見るとなんでかそう思う。 お笑いでデビューした最初から そんな印象があったし、今日もそう思った。 舞台を見ながら思ったこと 「一番のエンターテイメントは人間の人生だよなぁ・・・」。 そう思わせてくれる演劇はスゴイよ。 人の営みが無いと世界に意味はない。 世界が楽しいのは 楽しいと感じる人間がいるからだ。 そんなことを考えさせる 「ラブハンドル」は偉いぞ。 いい作品でした。 「他人の背中に育てられて ここまで来たのだ。 少年を絶望から救うような そんな背中をいま私はしているだろうか。 (田口ランディ)」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.11 18:49:00
[舞台(劇場や劇的空間)の記録] カテゴリの最新記事
|