ラッパ屋の新作舞台《ブラジル》と、清原和博《男道》
1/31北九州芸術劇場小劇場にて観劇。ラッパ屋の舞台はいつも期待度高くて、その期待をさらっと上回る面白さ。《ブラジル》は、大学の軽音楽部(ボサノバサークル)OB達が12年ぶりに世代を越えて集まる千葉の海辺のペンションでのOB会がシチュエーション。そこに訪れる人々の抱えるややこしい問題が交差して・・・。ほろりとさせつつ笑い満載の《鈴木聡》ワールドが冴えまくってます。相変わらず役者が良い、おかやまはじめさんとか飛ばしまくって、足引きずってた。この前キャラメルボックスに客演してた土屋裕一さんが、冴えないミュージシャン役で出てた、これが味わい深い苦悩っぷり。大絶賛です。人間って素敵すぎます。追記今月印象的だった本。気になって仕方がなかったキヨハラ本を読みました。《男道、清原和博》ドラフトの場面、西武ライオンズが優勝した時のファーストベースでのあの涙桑田との因縁、仰木監督の言葉、ダイヤのピアス、野茂との対決、長渕剛などなどお馴染みのエピソードが、ついに本人から語られた。なるほど、そういうことでそういうわけだったのか・・・。とにかく泣ける。男くさいの嫌いですが、泣けるんだこれが。ジュンク堂で立ち読みしながら涙を拭う(恥ずかしかった)キヨハラは僕等の世代(いわゆる団塊Jr.)にとっては間違いなく《共有記憶》の具合が濃厚なヒーローだこの話題だけで酒が飲める、おつまみ的人物とも言える。巨人に移籍して、いつの間にかトリックスターになって個人的にはあんまり好きじゃなかったんだけど、こういう本読むと、俄然味方になる、そういうもんなんです。この本、女性読者の感想とか聞きたい。それにしても幻冬舎、この表紙のインパクトはスゴイ。