休憩時間ときどきワーママ日記♪

2008/12/26(金)13:30

『私の男』 桜庭一樹

読書:桜庭一樹(5)

『私の男』 桜庭一樹 を読みました。 直木賞をとっている作品で、 知り合いも大層この方を褒めていました。 話は、どういうのかといわれれば 父と娘の近親相かんという話。 しかし、そういってしまえば簡単ですが、 私は、読んでいる間中この話へどんどん引き込まれて、 読後は、ものすごいものを読んだなと感じる 本でした。 淳悟という父は、以前までは公務員もして 普通に暮らしていた風だったのに、 花ちゃんを引き取ってから、何かがはずれてしまったかのように それだけになります。 しかし、なぜ花ちゃんが生まれるようになってしまったのかという話。 また人を殺めているという事実。 そういった部分の説明は少なくて、 少し読んでいて不思議に感じ心に引っかかるものはあるのですが それを頻繁に思い出させないほどの話に力強さがある本でした。 まさにグイグイ引き込まれるという表現です。 花ちゃんはこの淳悟から離れてこの先 生きていけるのか? 淳悟は花ちゃんと離れて生きていけるのか 本当にこの先も気になる話です。 アナザーストーリーとして、または続編も読みたいです。 この作家さんは、 外国の人がキリストや宗教を踏み絵にされると踏めないように 日本人というのは 何だろうと考えたときに それは「家族」だと感じたそうです。 今後も注目したい作家さんです。 ※「きんしんそうかん」の漢字が楽天ブログでは以下の理由で更新されない。 下記、1箇所の入力エラーがあります。 ・ わいせつ、もしくは公序良俗に反すると判断された表現が含まれています 取り締まるのもいいが、本を読んだ感想を書くために 用いることもあるし、何でも取り締まるのはどうなんだろうと 思った。

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