休憩時間ときどきワーママ日記♪

2009/07/18(土)22:08

『女も、不況?』 酒井順子

読書:酒井順子(8)

『女も、不況?』 酒井順子 を読みました。 あとがきを読むと、 週刊現代の連載をまとめたものとして 「その人、独身?」 「駆け込み、セーフ?」 「いつから、中年?」 今回の本 「女も、不況?」 ときているようで、ブログを振り返ってみると 「負け犬の遠吠え」から、全て読んでいる私は 酒井さん本のかなりの愛読者かもしれません。 酒井さんは、40代突入しているようなので 年齢的にはちょっと上ではありますが、 なんとなく子供の頃の記憶で世代の話も なんとかついていけるので わかる!わかると思って読んでしまう 楽しいエッセーです。 周りにそんなセレブはいないので わかりませんが、トロフィーワイフという 単語がよく出てきて、初めて意味をしっかり 知りました。 今では、トロフィーハズバンドを持つ女性も いるみたいで。 おもしろかったのは 「男温泉と女温泉」で、 かつての温泉街がこぞっていきなり 女性向けにかつてはバーだっただろう場所を マッサージにしたり、とってつけたような 個室露天風呂にしているようで涙ぐましい努力では あるのですが、温泉に行く女達は 社員旅行の男性客よりもずっとハードな要求を つきつけるというところ。 食事、風呂、布団の質から仲居さんの質まで 様々な経験を積んで、目が肥えた女性客の要求に 答えなくてはならない温泉旅館について語っている章は 確かに、社員旅行の男性より女だけの旅行客のほうが お金は落とさなくても、見ることはしっかりしているので 納得!ッて感じでした。しかもちょっとおもしろかった。 あと、「夫の死を願う妻」の章では 本当にあった怖い話みたいな ぞくぞくっとくる酒井さんが聞いた実話が つまっていてこわおもしろかったです。 「夫がやっと癌になったと思ったら、 抗がん剤が効いてしまって直りそうなのよ。 本当に嫌になっちゃう」って やっと癌になったのにって凄い発言だ と酒井さんも言っていますが、 本当に怖い。 私は、たまたま結婚できたのですが 完全に「負け犬の遠吠え」に出てくる 女性と近い感覚の持ち主だったので、 酒井さんの本の話が わかる!わかるの連続です。 次はどんなタイトルになるのか わかりませんが、楽しみにしています。

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