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カテゴリ:読書:東野圭吾
『プラチナデータ』 東野圭吾 を読みました。 国民のDNAをデータとして使い 犯罪者を探し出すという刑事捜査の是非を問う 作品でした。 題材とともに、その過程で多少人間ドラマ がありましたが、どちらかというと心に残るのは そのシステムについて書かれているところでした。 現在日本では、この本の内容はフィクションだ と思って読めますが、アメリカでは実際DNAまでかどうかは、 わかりませんが、Eメールが読まれていたり 電話内容が録音されていたり どんどん国民が管理されているみたいなので あながちフィクションだと思っていられない内容の本でした。 DNAで捜査をしても、「プラチナデータ」という ある一部の特権階級の人のみには、そのデータが整合しないように しているという「人間不平等」について最後に語られていて 不条理ながらも納得してしまいました。 今回の本は、テーマはおもしろかったけれども、 心に残る一冊という感じにはならなかったかなという 印象です。 しかし、また次回作も楽しみにしています。 最後まで読んでくださりありがとうございます。 ★ランキングに参加しています♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月13日 22時09分50秒
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