『PRIDE』 石田衣良
『PRIDE』 石田衣良を読みました。IWGPシリーズです。お話は短編が、4つです。いつも旬の話題を取り扱っているなあと読んで感じました。「データボックスの蜘蛛」はスマートフォンを落としてしまったことによる事件です。いくら、携帯会社に携帯機能を止めてもらってもチップに情報が入っていると、その情報は持ち出されるというお話でした。携帯は、会社用を落とすと大変なので本当に気をつけないとなあと感じました。「鬼子母神ランダウン」は自転車事故のお話。最近自転車通勤者などが増えていて起きる事故についての話でした。「北口アイドルアンダーグラウンド」はおたくアイドルの話。「PRIDE」は、レイプ事件と派遣切りにあった人を集めて、生活保護を受けさえ、その報酬として生活保護からお金を搾取する弁護士の話です。どれも、ニュースで聞いたような話をまことくんが裏で動いて解決しています。本当にこんなお金も取らずに働いてくれる人がいればすごいです。長く続いたIWGPですが、今回でラストっぽい終わりでした。作家の石田衣良さんも、このシリーズでは書ききったのでしょうか。魅力的なキャラクターで、テレビドラマもキャストが小説とあっていておもしろかったシリーズです。私も読み始めたときより、年齢を重ねて若い人の話だなあと思うようになったのでシリーズのラストであればちょうどいいなあと思いました。最後まで読んでくださりありがとうございます。★ランキングに参加しています♪