鈴虫を育てたり購入して鳴き声を聞いたことはありますか?
私はここ数年鈴虫おじさん(私が勝手につけた名前)から孵化したばかりの
数ミリの鈴虫から育てています。続けられた要因は
何よりも音色が美しい、また雄の個性で音色が違う。
うまく音色を奏でられず子孫を残せないまま死んでいく雄もいれば
性格も強く音色もきれいで響き渡る・・
人間と一緒です。そんな状況を目にしてからはまってしまいました。
ただ注意!!あまりたくさん飼いすぎると苦情が来るんじゃないかと思うくらい
半端じゃない音になりますのでそこは気をつけて・・・。
では飼い方を披露しますね。
スズムシ |
まず最初に、日本でもっとも古くから家庭で飼育され、その鳴き声が親しまれてきたスズムシの飼い方から紹介します。何といってもこの虫を飼う楽しみは、毎年卵を産ませてそれを育て、 何年にもわたって続けて飼育できることです。 |
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鳴いているスズムシの雄
★★ 採 集 ★★
スズムシの成虫は体長2センチほどの黒い虫です。雄はその名のように、「リーン・リーン」という鈴をふるような声で鳴き、なれれば野外でも声を聞き分けることができます。 平安時代にはその声が松風にたとえられマツムシと呼ばれ、「チンチロリン」と鳴くマツムシの方がスズムシと呼ばれていました。秋田県以南の本州、四国、九州に分布し、 石垣のすきまなどに好んで住んでいます。場所によってはたくさんいるのですが、鳴き声をたよりに自分で採集するのはめんどうで、とくに鳴かない雌を集めるのは大変です。 結局、毎年飼っている人から分けてもらうのが一番かんたんな採集法(?)です。スズムシを飼っている人には、毎年増えすぎて困っている人も多く、喜んで分けてくれるはずです。 また、夏にはほうぼうのホームセンターやペットショップで小さいかごやプラスチックケースに数匹入れたものを500 円くらいで売っています。虫の数が少なすぎて、 3つくらい買わなければならないのと、何とかタダで分けくれる人をさがしてください。
★★ 飼い方 ★★
小さいかごに入れて売っているスズムシは、ほかの鳴く虫も同じですがただ声を楽しむだけならば、かごの中にカツオブシの粉を乗せたナスやキュウリの切れ端を入れておくだけで十分です。 しかし、長く飼育して卵を生ませるためには容器が小さ過ぎて乾きすぎる上に、明るすぎます。
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スズムシの飼い方 |
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スズムシの産卵 |
スズムシの雌(左)と雄(右)