カテゴリ:洋画(主に80's-90's)
決して、ひとりでは見ないで下さい
ぎゃああああ~!! …Calmati ! Calmati ! (落ち着いて!落ち着いて!) 昔、ドリフで志村さんがいかりや長さんの顔を指して「決して一人では見ないで下さい」というギャグをやっていたが、その元ネタは言わずと知れたイタリアのホラー(というよりオカルト)映画の傑作「サスペリア(SUSPIRIA)」の77年公開時のキャッチコピーである。嗚呼、思い出すだけでもゾッとする作品だったなあ。 物語はニューヨークからバレエを学ぶためにドイツへやって来たスージーが、空港に到着したところから始まる。バックに流れるゴブリン(GOBLIN)の音楽が恐怖感を煽っていて怖い… 空港で拾った(というか、無理矢理止めた)タクシーに乗り込んだスージーは、激しい雷雨の中、バレエ学校へと向かう。闇の中を走るタクシーのフロントガラスには何やら人の顔が…(これは公開当時話題になったが、どうもダリオ・アルジェント(Dario Argento)監督が意図的に仕掛けたものだとか)。 やがて真っ赤な壁が印象的な、目的の学校に到着したスージーがタクシーから降りると、いきなり玄関から女生徒が出てきて、「秘密よ。扉の影にアイリスが3つ、青を回して…」と言いながら走り去っていく。“Che…che cosa ?(な、何やねん?)” スージーはずぶ濡れになりながらインターホンを押すと、なぜか聞いてないから帰れとのこと。仕方なくタクシーに戻り、出直すことにした。 一方、先程学校から飛び出した女生徒・パットは友人のアパートを訪れる。不安げに窓の外の闇を覗くパットの前に黄色く光る両目が浮かび上がった次の瞬間、突如現れた男の腕に強い力で窓ガラスに顔を押さえ付けられたパットは、惨殺されてしまう…。 このパット惨殺シーンの酷さったら…。この後も、盲目のピアニスト・ダニエルが自分の盲導犬にかみ殺されたり、スージーと仲良くなったサラが針金みたいなものに絡まった所を刺されて殺されたりと恐怖は続くのだが、個人的に最も怖かったのは天井からうじゃうじゃと蛆虫が降ってくるシーン。あれだけは勘弁してぇな… 本日のひまつぶし ・イタリアのプログレッシヴ・バンド、ゴブリンが手掛けたサントラは、当時のイタリアのアルバム売上枚数歴代記録を塗りかえる大ヒット!「サスペリア」のOPシーン→こちら ・うぎゃあああ!天井からこんなん降ってきたらどうします?→こちら ・「アイリスが3つ、青を回して…」の謎が解ける!ラストでのスージーの微笑は一体…?→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[洋画(主に80's-90's)] カテゴリの最新記事
|
|