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2008.10.20
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カテゴリ:戦国史跡巡り
 長浜、関ヶ原と見て回り終え、再び長浜駅に着いた頃にはすっかり日も傾いていたので、明日の観光予定地である福井県敦賀市へと北陸線(途中近江塩津乗換)で向かう電車 敦賀で連想するものといえば、1に原発、2に原発、3,4がなくて5に桜田淳子さんである(結婚相手が敦賀の人だったような記憶が…)。
 ♪ようこそここへ クッククック~ と淳子ちゃんに出迎えられ(いや、彼女はもう敦賀にいないらしい)、敦賀駅を出てすぐの綺麗なビジネスホテル(ルートイン敦賀駅前)に飛び込み宿泊。
 さあ、旅の2日目はかつて敦賀城主だった大谷吉継にまつわる史跡巡りだ!
駅に置いてあったパンフレット“つるがウォーキングMAP 大谷吉継ゆかりの地・探訪コース”を片手に、午前10時、レンタルサイクルでいざ敦賀駅を出発自転車
 まずは、敦賀城跡にあるという案内碑を見に行く。

敦賀城跡案内碑.jpg 今は小学校が建っている、かつての城跡

 続いて八幡神社へ。ここには敦賀城内にあったと伝えられる龍の欄間飾や、吉継が奉納した大燈籠があるという。飾られている肖像画に暫し見入っていると、わざわざ社務所から出てきて下さったおばさんが、あれこれ説明してくれた。敷地内にある敦賀郷土博物館にも入らせていただき、城の焼跡から出てきた、吉継が愛用していたのではないかといわれる茶つぼを鑑賞。

敦賀八幡宮吉継奉納木彫龍.jpg 色鮮やかな木彫龍。吉継もこの龍を目にしたのかしらん
敦賀八幡宮吉継奉納大燈籠.jpg 敦賀郷土博物館吉継茶つぼ.jpg 神社裏手にある大燈籠と、愛用(本当?)の茶つぼ

 おばさんに別れを告げ(お茶までいただき、どうも有難うございました)、お次は敦賀城裏門だったという寺の山門や、城の御殿にあったといわれる障子を見に来迎寺へ。
 図々しくもお寺に上がらせていただき、様々なお花が彫られた格調高そうな障子(腰高障子)を鑑賞。写真まで撮らせていただいた。
来迎寺敦賀城裏門.jpg 来迎寺敦賀城中腰高障子.jpg 山門と腰高障子。障子は写真だと見にくいなあ…(^^ゞ

 そして続く真願寺で敦賀城跡の記念碑をパチリカメラ

真願寺敦賀城跡記念碑.jpg お寺の脇を流れる闇加川に、敦賀城外堀の名残を見る

 「陰陽師」の安倍晴明を祀る晴明神社向かいのみなとつるが山車会館へ。敦賀まつりと山車がテーマの博物館なので興味はなかったが、一応入ってみることに。入口正面すぐに展示してある、外人顔のでっかいトホホ吉継像が出迎えてくれたほえー やはり平日ということで観光客は誰一人おらず、館内完全貸切状態(出るに出られない雫)。しかし係員の方々は皆さんとても親切丁寧。
 三成と吉継をキャラクター化したみっちーよっしー(左上写真)シールや吉継資料集なる小冊子、お隣・敦賀市立博物館の解説シート「大谷吉継と敦賀」(吉継の書状4点の写真有)等をお土産にいただいた。すみません、興味ないなんて言って…m(_ _)m
 吉継などの武者人形に実物の甲冑・能面、華麗な衣装をつけて飾られた立派な敦賀の山車(やま)は一見の価値があるものだった…と、御礼を兼ねて宣伝。

 探訪コース最後の目的地は、吉継の菩提寺で、吉継の供養塔と伝えられる九重塔がある永賞寺。フレンドリーな御住職が迎えて下さった。

永賞寺吉継供養等.jpg 契りあらば 六つの巷に 待てしばし 遅れ先立つ ことはありとも 

 敦賀の方々の優しさや街の温かさがすっかり気に入り、2日目もルートイン敦賀駅前に宿泊。駅前にコンビニが無かろうが、TVは民放が2chしか映るまいが、気にもならない。
 今回の旅の最終3日目は、朝からレンタカーを借りて敦賀をぐるりドライブ車

 朝鮮の役で大谷軍が持ち帰り奉納されたという朝鮮鐘(国宝)や、大谷軍の陣釜があるという常宮神社へ。しかし、社務所で声を掛けてみるがどなたもいらっしゃらず、すごすごと退散涙ぽろり

常宮神社.jpg 吉継寄進の石造の鳥居があるそうだが…これ? 

 吉継は何かと謎の多い武将である。いくつかの小説を読んでみても、書いたモン勝ち!みたいで、結構いい加減だ(面白いけど)。そこで少しでも吉継の実像に迫りたく、敦賀市立図書館2階の特別室で市史などを捲ってみた。吉継関係の文書等の記載はいくつかあったが、やはり新たな発見はなかった。

吉継禁制.jpg 大谷吉継禁制(天正7.12 西福寺蔵) 毎度のピンボケで恐縮
(↑山車会館でいただいた解説シートより。決して図書館で写したものではありませぬ雫

 図書館ですっかり長居してしまい、帰る前に寄ろうと思っていた米原市下多良にある吉継の首塚小堂や、関ヶ原合戦で吉継が用いたとされる梵鐘がある岐阜県大垣市の安楽寺は断念。

 おそらくもう二度と訪れる機会がないであろう敦賀の街をしかと目に焼き付けてから、敦賀発米原行き特急しらさぎに乗り込んだ。途中、余呉という駅を通過するが、山々に囲まれたこの地が吉継の出生地ではないか?という説もある。どれ、ここも目に焼き付けて…。
プワァァァ~ン電車無情にも特急は猛スピードで通過し、そんな暇を与えてはくれなかったのだった。 

よっちゃんの墓参り.jpg 藤川台、吉継墓所にて
 吉継の墓にそっと手を合わせる楊ぱち (photo by 都タクシーの運転手さん)





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Last updated  2008.11.02 16:06:18
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