カテゴリ:アニメ・漫画
![]() それは夕暮れ時のこと。街を散策していると何やら向こうで悲鳴が聞こえ、逃げ惑う人々の群れが。目を向けると、刃物を振りかざしながら男が逃げる人々を追っていた。ヤバいッ!!こっちに来る!! 私も慌てて走り出す。逃げている途中で知人と出くわした。「私達これから、あの家の人に会いに行くんだけど、一緒に行く?」 彼女が指差す家には見覚えがあった。いつだったか夢で見た、精神を病む女性がいる家だった。「彼女とは前に会って話したことがあるからいいわ」 何とか刃物男から逃れた後、なぜか古い寺へ向かった。寺に入った途端、門が閉まり、慌てた私は朽ちた床を踏み外して奈落の底へ―。 とまあ、この一年が思いやられる初夢だった。フロイトさん、これって一体どういう… ![]() 目覚めてふと、ねこぢるさんの漫画を思い出した。 どの作品かは忘れたが、にゃーことにゃっ太が魚肉ソーセージを食べながら追いかけてくるキ○ガイ(不適切な表現ですみません)から車で逃げる話というのがあった。今朝の初夢で見た世界は何となくあの感じに似ていた気がする。 ねこぢるさんの漫画を初めて読んだのは、息子達がまだ幼い頃だった。何か可愛らしいネコの漫画を読んでるなあ…と、息子達が読み終えた本を借りて読んでみてビックリ! えッ!? 何、コレ!? あんた達、こんなブラックな漫画読んでるの!? ![]() とはいえ、その可愛くも残酷でグロテスクな、独特な世界観にすっかり私もハマってしまった。 大きなすべり台から滑り降りた直後、壁にぶつかった子の話や、棒の先に輪をつけた道具で犬の首を絞めるおじさんの話、片腕をなくしたにゃっ太が、見たこともないところ(あの世の入口と思われる)へ行く話など、何とも残酷で恐ろしい話が記憶に残っている。中には、アルコール依存症のお父さんとにゃーこ達の悲しくもちょっぴりほのぼのする話などもあったけど。 ねこぢるさんが亡くなって10年以上経つが、未だ彼女の作品ほど衝撃を受けたものはない。 久々に読み返したいけど、読むのがちょっと怖いような…(><) ![]() ・アニメ「ねこぢる草」→こちら ・同じく「ねこぢる劇場」→こちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.01.03 04:22:35
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