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2009.07.05
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カテゴリ:駄文
大学に通っていた頃は勉学そっちのけで、ひたすらアルバイトやデートに明け暮れていたが(若干見栄アリ)、何か資格ぐらいは一応取っておいた方がいいだろうと、教職と博物館学芸員の資格取得科目を履修していた。
 教職課程の方は4年の春に2週間ほど教育実習があるだけなので普段サボっていても何とかなったが、学芸員課程は3年の時だったかの隔週土曜日に近隣の博物館や美術館を学芸員さんの案内で見学し、レポートを書いて提出しなければならなかった(勿論現地集合で電車代等の費用は自己負担)。
 始めのうちは真面目に通ってレポートもきちんと提出していたがそのうち億劫になり、3年の前期試験であっさり落ちた。

 だがその博物館・美術館巡りをしていた時、どこの美術館でだったか、たまたま日本を代表する画家達の作品が展示されているのを目にする機会があった(田舎ではあまり無いもんで雫)。
 安田靫彦鏑木清方ら錚々たる日本画家の作品の中で最も心惹かれたのが、女性として初の文化勲章受章者である上村松園の作品だった。
 「松園の前に松園なく、松園の後に松園なし」と評される松園の美人画は、凛として気品溢れる中にも女性的な繊細さや優美さが感じられ、その美しさと強さに圧倒されて思わず息を呑んだ。着物や帯の柄の何と華麗なことか。色使いの何と鮮やかなことか。毛髪一本一本までがリアルに描かれているかのように錯覚してしまうほどに何と生々しいことか。
 絵画にはまるで興味がなく、モネだのシャガールだのピカソだのゴッホだのといった巨匠の作品の良さも、世界的名画とされるモナリザの魅力もさっぱり分からない美術オンチだが、松園の作品にだけは不思議と惹かれるものがある。

 あ、そうそう、そういえばアルフォンヌ・ミュシャ(Alfons Mucha)の作品も好きだ。自分は女嫌いだが、どうも絵画に関してだけは女性画が好みらしい。どちらの作品も格調高く繊細華麗で美しい。
 ミュシャが1860年生まれで松園が1875年生まれ。ほぼ同時代に活躍した当代随一ならぬ東西随一の美人画家だ。(ミュシャは美人画家じゃないけど、女性の美しさを表現させたらピカイチきらきら
ちなみに今月14日はミュシャの没後70年にあたる。

 今はリビングに飾ってある謝昭仁(チューヤン)画伯のリトグラフ―それもオークションにて1,000円で落札―を朝な夕なに眺めてはニヤついているが、絵のある日常もいいな、と思うようになってきた。いつの日か憧れの松園の絵が似合う気品が身に付いたら、彼女の作品を飾ってみたい。
が、如何せん先立つものさいふがないけれど…ほえー





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Last updated  2023.11.01 23:15:31
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