カテゴリ:The Cars
70~80年代にかけて活躍した米国ボストン出身のニューウェイヴ・バンド、ザ・カーズ(THE CARS)。未だ愛してやまないこのバンドについては既に何度も綴ってきたが、今回はg.のエリオット・イーストン(Elliot Easton)について。
カーズといえば、全ての曲作りを担当したvo.兼g.兼フロントマンのハエ男、リック・オケイセック(Ric Ocasek)と超絶二枚目b.兼vo.のベンジャミン・オール(Benjamin Orr)にばかり目を向けていたが、改めて彼等の曲を聴くと、やはりエリオットのギターあってのカーズだとつくづく実感する。 リックの作ったカーズの曲も、愛しのベンさんが唯一発表した86年リリースのソロアルバム「ザ・レース(THE LACE)」のまったりした曲も勿論好きだが、エリオットが85年に出したソロアルバム「チェンジ・ノー・チェンジ(CHANGE NO CHANGE)」の格好よさったら!音楽的な好みだけで言えば、エリオットのこのロックなアルバムがカーズ関連では最もお気に入り♪ #1“Tools of Your Labor”の期待感たっぷりのイントロに始まり、めっちゃめちゃカッコいい#2“(Wearing Down)Lile A Wheel”での疾走感溢れるビート(80年代風表現)で酔わせ、そのままラストまで一気に聴かせる巧みな曲構成が素晴らしい! 特におすすめは#9“Change”。ロック色濃いこの曲、エリオットのギターが冴えまくり、意外や歌も悪くない カーズでいえばラストアルバムの最後を飾るタイトルソング“Door To Door”っぽい感じ。 カーズでは結局一度もソロで歌うことはなかったが、ロック調の曲はリックやベンさんよりもエリオットの声の方が合うような気がする…今更だけど。 95年にライノ(Rhino)から再リリースされた際にはボーナストラック5曲が追加され、これらがまた揃いも揃って最高にイカした(死語)曲ばかり。この5曲はエリオットが結成したBAND OF ANGELSというプロジェクトの演奏ということで、エリオット自身はギターとベース、そしてバックヴォーカルを担当。確かにvo.をとっている人の方が上手いんだけど、エリオットの歌声をもっと聴きたかった(^^ゞ 80年代洋楽…中でもカーズに興味がある方に、いや彼等に全く興味のない方にも、自信を持ってお勧めする隠れた珠玉の名盤だ。機会があれば(ないと思うけど)ぜひ一聴あれ さて、明日9月8日はというと、我が愛しのベンさんの誕生日であーる(8月9日説もあるけど) もし存命であればベンさんも明日で62歳。嗚呼、どんなに二枚目な62歳になっていたことだろう。 というわけで明日は久々にベンさんについて語りたいと思いまする(*^^*) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは。
エリオットの「Change No Change」私もいまだによく聴いてます。まさに「珠玉の名盤」!! ボーナストラックもエリオットにもっと歌ってほしかったな。。。 (2010.03.31 16:13:17)
メリさん、おはようございます。
いいですよねぇ、このアルバム(^^) 25年も前のアルバムだというのに、いつ聴いても古さを感じません。 ベンさんの「THE LACE」のまったり具合には心が和みますが、エリオットの「CHANGE NO CHANGE」は心が弾みます♪ 意外とエリオットのヴォーカルも悪くないし。 ベンさんもエリオットも共にソロアルバムをもっともっと出してほしかったです~。 (2010.04.01 06:19:01) |
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