2013/03/12(火)17:29
Queer as Folk 3 前編
今回は引き続き「Queer as Folk」の3rdシーズンを御紹介したい。このシーズンは内容が充実しているので、2回に亘ってお送りする次第であーる。
前シリーズの最後で若きバイオリニスト・イーサンと手を取り合って去っていったジャスティン。残されたブライアンは果たしてどうなっちゃうの!?
いきなりマイケルがブライアンに殴られて地面に倒れるシーンで、3rdシーズンはスタート。
ジャスティンはイーサンと暮らすため、ブライアンのロフトに残してあった身の回り品を取りに戻り、ブライアンとのラブラブな日々を思い出しつつロフトを後にする。
一方のブライアンは今までと何ら変わらぬ素振を見せてはいるものの、仲間達は彼が本当は寂しくて仕方がないということを十分分かっていた。特にブライアンの親友・マイケルはそんな彼を見ていられず、ジャスティンを責める。
リンジーとメラニーのホームパーティーでイーサンと仲良くしているジャスティンを目にしたマイケルはジャスティンを罵るが、ブライアンはマイケルを殴ってしまう(冒頭のシーンはコレだったのだ)。
それからもお金がないジャスティンの学費を黙って援助したり(すぐにバレたけど)、御礼を言いに来たジャスティンに部屋で使っていたPCをプレゼントしたり(梱包も自分でしたらしい)、ポスター製作の仕事を依頼したりと、何とか接点を持っていようとする健気なブライアン。そういえばお金を払ってジャスティンに後姿が酷似している金髪少年を自宅に呼んだりもしてたっけ…嗚呼、そこまで寂しさを拗らせているとは
だがジャスティンもブライアンが甥に対する性的虐待容疑で事情聴取を受けたことを知った時には、彼の無実を証明しようと自ら動いてみたり、ブライアンが手を貸したチャリティパーティーに一人で立ち寄ったりして、まだ心の中にはブライアンがいる様子。
そんな折、あれほど軽々しく 頻繁に愛の言葉を口にしていたイーサンが、ジャスティンにペアリングまでプレゼントしていたイーサンが、他の男の子と仲良くしていたことが発覚!イーサンの嘘と裏切りにジャスティンは当然激怒、若い二人の恋は終わりを告げた。
ブライアンへの愛を再認識したジャスティンは、親友のダフネに相談。彼女の昔の恋愛成功談(とにかく彼氏の近くにいて逃げられないようにした)を聞いたジャスティンは、ブライアンが重役を務める広告会社・ヴァンガードにインターンとして入ることに。ブライアンは動揺しながらも幾つかの質問をジャスティンにぶつけるが、彼の聡明な答えっぷりには敵わず、採用を決定。そして後日、自らの過ちを認めたジャスティンをブライアンが許し、二人は無事に仲直り♪
この間、テッドがエメットに恋してしまったり、メラニーとリンジーがもう一人子供を作ろうということになってマイケルがその父親役(精子提供者)に抜擢されたり、そのマイケルとベンは家を飛び出し男娼(Hustler)となって暮らしているHIVポジティブの少年・ハンター(James Montgomery)と出会い、彼の面倒を見ることにしたりと色々あって…。
このシーズンではブライアンの有能な仕事ぶりが明らかに。
ピッツバーグ市長選に立候補している警察署長のストックウェル(Jim Stockwell)の広報担当となったブライアンは、斬新なTVCMを打ち出して彼の支持率を上げていく。
だが同性愛者に厳しいストックウェルが市長になることは、Liberty Ave.の自由がなくなるということで、デビー等はストックウェルの反対運動に精を出していた。ジャスティンも彼を揶揄するポスターを作っては職場でせっせとコピーして壁に貼り付け、ブライアンは一応注意しつつも黙認していた。
そんなある日、ストックウェルはブライアンが反対派に加勢している上にゲイであることを突き止める。ブライアンは解雇、ジャスティンも当然インターンを解約され、学校にも謝罪することに。自分の将来の為にも謝って来いとブライアンに諭されたジャスティンは仕方なく謝罪に出向くものの、学校側からストックウェルにも謝罪するようにいわれ、それだけは断固として拒否した結果、停学になってしまった。“自分が信じるものの為には全てを犠牲にしなくてはならない時もある”とのジャスティンの言葉がブライアンの胸に響く。流石ブライアンの恋人だけあって、ジャスティンもすっかり逞しく成長しているのであった。後編へ続く。