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2018.05.07
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カテゴリ:史跡巡り
​​​​​​​​​​​​平成27年(2015年)4月26日、京都の東寺教王護国寺)で初めて御朱印をいただいてから早いもので丸3年。ペースは落ちたものの、未だ御朱印集めを楽しんでいる。
 Exciteさんで「御朱印集め 始めました」という駄ブログも綴っているが、4年目突入を機にブログタイトルを「ふらりと御朱印集め」に変更した。先程タイトル変更の番外編として、先月末に息子達と京都旅行した際にいただいた京都・萬福寺の普茶料理についての駄記事をアップしたので、それをそっくりそのままこちらに写すという、禁断の超級手抜き更新技を使ってしまおう(^^;
 普茶料理とは、黄檗宗の開祖・隠元禅師が中国から伝えた精進料理で、「普茶」とは「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を示すところから生まれた言葉だそうな。

 普茶料理のコースは予約制。予約後に送付されてくる葉書を持って、半年ぶりに萬福寺を再訪。
 ※前回参拝記事 「​京都御朱印巡り~平等院、永観堂 他​」
 三門を潜り、金色の弥勒菩薩(布袋さま)がデンといらっしゃる天王殿や本堂である大雄寶殿、木魚の原形といわれる開版が吊るされた斎堂などを通り過ぎ、黄龍閣という質素な別館へ。
    
 長男&次男と3人で、一人7,000円の贅沢コース。コース料理は個室でのんびりと味わうことが出来る。期待に胸を膨らませる母の前で、黙々と普茶料理のパンフレットに目を通す次男。禅宗において食事の前に唱えられる偈文「五観の偈」が記されている。
 「五観の偈」は以下のとおり。
一つには、功の多少を計り彼の来処を量る。
(食物が供されるまでの人々の苦労及び施主の恩に感謝し頂くこと)
二つには、己が徳行の全蕨と忖って供に応ず。
(自己の行いを見つめて食物を頂くのに値するか推し量ること)
三つには、心を防ぎ過貪等を離るるを宗とす。
(多く貪らないように慎むこと)
四つには、正に良薬を事とするは形枯を療ぜんが為なり。
(健全なる心身を維持する為に必要な薬として頂くこと)
五つには、道業を成ぜんが為に此の食を受くべし。
(道を修める為に此の食を頂くこと)
 
 感謝の心を持って、さあ、普茶料理を堪能しよう!
写真がド下手すぎて美味しそうに見えないけど…(^^; 料理は大皿に人数分盛られていて、各自が取り皿に取っていただくようになっている。では、いただきます。


向かって左は​​浸菜(しんつぁい)​​…野菜の浸しもの。たぶんそうだと思う。大根なますならぬじゃがいもなますや、隠元禅師が明から日本にもたらしたというインゲン豆の料理も。
中央は筝羹(しゅんかん)…旬の野菜や乾物の煮物などを大皿に盛り合わせた一皿。ピンクのかまぼこに見えるのは山芋。豆腐で出来たチーズとか、京都の湯葉だとか。
右は麻腐(まふ)…胡麻豆腐。本来、山葵は苦手なのだが、付けて食したほうが美味しかった。


右側は…これらも筝羹なのだろうか?桜の花びらを模してあるのはユリ根だったと思う。
左側の鶏の唐揚もどきは何だったか忘れたけど、味が濃くてめっちゃ美味しかった。


油じ(ゆじ)…素材や衣自体に味の付いてある天ぷら。りんごや生姜、赤こんにゃくや大根など。お饅頭みたいなのもあった。揚げたてサクサクで美味。


雲片(うんぺん)…野菜葛懸。調理の際に残ったへたなどを細かく刻んで葛でとじ、雲に見立てているらしい。揚げた素麺(だったかな?)に掛けて皿うどんのように。これも美味だったが、三人前でこの量はちと物足りないような……。いかんいかん、五観の偈の三つめを思い出せ!


もどき…精進の食材を使って鰻の蒲焼きに見立てた一品。魚介が苦手なのでこれは嬉しい。
寿免(すめ)…具に唐揚が入っている淡白な澄まし汁。梅干の唐揚が入っていた。
飯子…御飯物。此度は筍御飯。なぜかパンフレットに読み仮名がふられていない。
醃菜(えんつぁい)…香の物。ちっちゃな瓢箪のお漬物がかわいい♪


果菜(くおつぁい)または水果(すいご)…料理の最後を締め括るデザート。ご馳走様でした~​​​​​​​​​​​

 食べ切れなかったらよくないと思い、前夜から食事を抜いて行ったのだが、ちょうどよい満腹加減になった。
 コース料理は2名以上での予約制だが、お弁当の方は一人からでもOKらしい。個人客用の大部屋は衝立でテーブルごとに仕切られているのだとか。次回京都を訪問する時には、普茶弁当を頼んでみようっと。ちなみにコース料理は7,000円+税、5,000円+税で、普茶弁当は3,000円+税。
食に一切の興味も関心もないため、一度の食事にここまでお金を掛けたのは人生初のことだった。

 翌日は腹ごなしに鞍馬山をハイキング歩く人
 杖を片手に鞍馬山をひーこら言いながら登っていくうちに息子達には置いて行かれ、一人で息も絶え絶えに鞍馬寺正殿を目指す。清少納言の『枕草子』に、「近うて遠きもの」 として「鞍馬のつづらをりといふ道」があげられているそうだが、清少納言もやっぱりひーこら言いながらこの道(九十九折参道)を登ったのか…と嬉しくなる。でもって、かの源義経もこの地で幼少期を過ごし、修行したのか…と更に嬉しくなる。
 やっとの思いで鞍馬寺に到着し、本殿に参拝。改めて周りを見渡すと山々の緑が目に眩しい。登山中は己と向き合い、あれこれ考えながらも足を前に踏み出すことだけに集中していたが、山頂に着いた途端、心がパーっと晴れていくのを実感した。恐るべし、パワースポット!
 下山すると迎えてくれるのは、何とも雅で趣のある参道が印象的な貴船神社。今回は本当に素晴しい京都旅だった♪









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Last updated  2018.05.07 22:07:39
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