Pastime Paradise

2018/07/27(金)05:56

夏だぜ!岸部シローちゃんまつり 第1夜

岸部四郎さん(8)

​​​​ 「​​夏だぜ!岸部シローちゃんまつり​​」​​​いよいよ開幕~♪…って、まぁ需要はないだろうけど。  子供の頃に「西遊記」が大好きだったというだけで、ザ・タイガースにシローちゃんが加入した時(69年3月)にはまだ生まれてなかったので当時の熱狂は知らないし、「ルックルックこんにちは」で13年半も司会をしていたというがこれっぽっちも興味がなかったし、「西遊記」以外のドラマ出演も全く記憶にない。そんな人間がシローちゃんについて熱く語るのは、昔からのファンの方々(がいらっしゃったら嬉しい)に大変失礼だとは思うのだけれど、にわかファンの私なりにシローちゃんを心から応援したいのである。  第1夜の今宵は、【シローちゃん ぱすぱらペディア】うーん、語呂悪っ!(^^; シローちゃんの主な出演、ディスコグラフィは本家・Wikipediaの「​岸部四郎​」を見ていただくとして、来歴・人物についてWikiさんよりもうちょっと詳しくご紹介していこう。なんて、私も全然詳しくないけどね ​シローちゃん ぱすぱらペディア​ 素人時代 1949年(昭和24年)6月7日、6人兄弟の末っ子(四男)として京都で誕生。元憲兵の父・母・兄弟6人+愛人・父と愛人の間に生まれた異母兄弟3人の計12人の大家族だった。かなりの貧乏生活だったそうで、引越しすること数十回、兄弟バラバラになって何軒かの親戚宅へ預けられたりしたそうな。4歳~5歳の1年間は熊本の伯母の家に身を寄せるが、また京都に戻る。やがて長女は修学院の清水家の養女となり、シローちゃんにも別の養子話が持ち上がるも、異母兄弟の真ん中の兄が代りに養子に行ったという。  小学5年生から新聞配達のアルバイトを始める。  小学6年生、のど自慢大会で優勝  中学時代は洋楽に傾倒。ラジオで放送されていた米国のヒットチャートTop10を毎週ノートに記録していたという。ビートルズ(The Beatles)の出現に衝撃を受ける。  1965年、中学校を卒業後、京都の印刷会社に就職して2年間働く。  1967年春、前年に上京していた三男・修三(一徳さん)のいるバンド、ザ・タイガースの付き人(バンドボーイ)としてシローちゃんも上京。世田谷・烏山のタイガース合宿所へ。その後合宿所は四谷・左門町→中目黒へと移る。  中目黒に住んでいた頃、池袋のジャズ喫茶で出逢ったポルトガル系アメリカ人とのハーフ美女にひと目惚れ 仲良くなるも彼女は米国へ留学。  元々外国に行きたいと思っていたところに彼女までが米国へ行き、米国への思いが募る。当時のシローちゃんはタイガースの海外音楽情報の情報源的な役割をしていたため、「本場のロックを見て、新しい情報を送るから、米国に行かせてほしい」とメンバーにお願いして500ドルを集める。  1968年7月15日出航のロザンジェルス行きの貨物船に乗り込み、13日後にカリフォルニアへ到着。音楽雑誌(Music Life)の特派員といいつつ、実際は好きなコンサートに通い、それ以外の時間はラジオから流れる音楽にかじり付くという、音楽漬けのヒッピー生活を送っていたらしい。 ハーフの彼女とも再会してデートを重ね、とある事件(!?)が元で一緒に暮らすことに。 この頃、サリー(一徳兄ちゃん)の弟というだけで、連日20通以上のエアメールのファンレターが届いていたという…恐るべしタイガース人気!  1969年3月5日、タイガースのリード・ギター兼ヴォーカルのトッポ(加橋かつみさん)が脱退。残りのメンバー達は所属する渡辺プロダクション所有の箱根の別荘に篭り、今後について協議した結果、シローちゃんに白羽の矢が…。だが本人には何も知らせず、脱退から数日後、シローちゃんの元へ一徳兄ちゃんから電話が入る 「あのな、シロー。一回、帰って来いへんか?」 「なんでや」 「…今なぁ、タイガースはマスコミから離れて箱根におるんや。そいでやなあ、サリーの弟がアメリカから音楽情報を集めて帰ってきた、と、そういう記者会見やりたいんや」  何故わざわざそんなことを?と思いつつも、そろそろ一度帰ってみたいし、所持金も少なくなっていたこともあり 「うん。ほならちょっと帰ってもええで」 「よし、それなら、すぐ飛行機の切符送るしな」 「…あのな、言いにくいんやけど、切符、もう一人分送ってくれへんか」 「?」 「連れて帰りたい人がおるんや。それから200ドルほど…」  何か変だなと思っているところへ、再び一徳兄ちゃんから電話が。 「シロー、そっちでなんか歌を覚えたやろ?好きな歌、2、3曲、教えてくれへんか?」  わざわざ国際電話で聞くほどでもないのになあ、と思いながらも 「そうやなあ。ビージーズ(Bee Gees)の “ワーズ(Words)” とか、サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)の “サウンド・オブ・サイレンス(The Sounds of Silence)” とか…」  何か変だなとは感じつつ、洋服や土産を買い、ハワイで少しのんびりしてから、飛行機で東京に向かうシローちゃんであった  ※会話は「ニュー30'Sの憂鬱」(岸部シロー著 みき書房)より抜粋    まさか9年後に河童を演じて人気者になろうとは…(^^;

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