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2018.10.10
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カテゴリ:岸部四郎さん
​​ 「​秋だぜ!岸部シローちゃんまつり​」、第6夜の今宵はシローちゃん(岸部四郎さん)曰く「自分の経歴の中でね、キャリアの中でものすごい重要」だというドラマ『西遊記』について。
 「西遊記」は1978年(昭和53年)10月1日~翌年4月1日まで放映され、好評につき「西遊記II」が1979年(昭和54年)11月11日~翌年5月4日に放映された。「III」も製作される予定だったらしいが、残念ながら実現しなかった。
 三蔵法師役に夏目雅子さん、孫悟空役に堺正章さん、沙悟浄役は我らがシローちゃん。猪八戒役は「I」では西田敏行さんが、「II」では左とん平さんが演じ、「II」から登場した玉竜(「I」では馬だったが「II」から人間に変身するようになった)役は藤村俊二さんという、まさに奇跡のキャスティング。そして音楽はゴダイゴが担当。嗚呼、完璧すぎる…。
 放送当時、私は小学3年生だったが、このドラマが大好きだった。特に「I」での堺さん・西田さん・シローちゃんのアドリブであろうと思われる3人のやりとりが楽しみだった。放送から丸40年経つが、この「西遊記」以上のドラマはない!と断言出来るほど、未だ愛してやまない。
      

 「西遊記」全52話(「I」26話、「II」26話)中、シローちゃん演じる悟浄がメインといっていい話は、I・22話『悟浄白骨の恋』とII・10話『河童の国の悟浄の恋』。タイトルどおり、どちらも悟浄の恋話ハート(手書き)
 II・10話で悟浄と結婚の約束をする沙陥国の王女・翠玉役は山口美也子さん。18歳の設定だが、山口さんは当時28歳。うーん…(^^;
 でもってI・22話の、幽鬼4兄妹の末っ子で、毒酒で悟浄を堕落させて妻となり、悟浄を助けるために自ら滅ぶことを選んで兄を刺した美宝役を演じているのは島本須美さん。「ルパン三世 カリオストロの城」のクラリス役や「風の谷のナウシカ」のナウシカ役で、透明感のある声で大人気の声優さんになった方だ。
 とまぁ、悟浄はそこそこ恋話があり、他にもI・5話『反抗期の妖怪』では、牛魔王の息子・聖嬰大王の奥さんである其美(きび)に惚れるも相手にされなかったり、I・18話『バッタ女王・消えた幻の湖』では、愛愛という娘と仲良くなり、別れ際には口付されたりキスマーク
 「いったい女のどこがええねん。女で苦労するというのは大体アホなんや。ワイはそんなアホなことは一生せんぞ!」なんて、其美に惚れる前は言ってたりしたのだが、どの口が言うてんねん!

 沙悟浄は初回『石猿 誕生す』では元々天帝の御簾を警護する捲簾大将(悟空曰く「すだれの番人」)だったが、悟空が天界で大暴れした際に誤って西王母が大事にしていた杯を割ってしまい、地上に落とされてしまった。流沙河で人間の肉を喰らう河童の妖怪となってしまった悟浄は、I・2話『長い旅の始まり』で通りがかった観世音菩薩に襲い掛かるも、菩薩と知るや天上界での贖罪を懇願した。如来のもとに経を取りに行く者を助ければ罪は消えて救われると諭され、沙悟浄はその者が通るのを待つことに。そしてI・3話『三兄弟・天竺への誓い』でついに三蔵達の仲間に加わったのであった。
 I・7話『日照り妖怪の子守唄』では、悟浄の父河童(日照り妖怪)が登場。妖怪曰く、悟浄は由緒正しい河童の子(前世は人間、前々世で河童だったらしい)で、この時552歳。幼名はショーチンといい、6歳のとき人間にさらわれたという。腕に7つの黒子がある。日照り妖怪が「ベケムコササラ~♪」と歌う子守唄を聞いて父の記憶を取り戻し、抱きついて涙した。
 I・8話『悟空危うし!鱗青魔王の逆襲』では青大将の化身・鱗青魔王に捕らえられ、蛇を仕向けられて絶叫。
「うわーッ!! もうアカンもうアカン!! もう我慢ならんもう我慢ならんーッ!!」
シローちゃん自身が蛇は大の苦手らしく、蛇が身体を這うシーンでは失神寸前だったとか!?ショック
 I・23話『女人国・八戒が妊娠!?』では悟浄も子を授かる水を飲んでしまい、妊娠してしまった。落胎泉の水を飲んで堕胎したけどね。
 I・25話『妖怪帝国・突破大作戦』では、妖怪帝国にて妖怪階級審判所で妖術試験を受けるも、1Mぐらい浮くだけの大浮揚術や屁玉の術でお情けの補欠合格という結果に…。(三蔵は4242人目ということで試験免除、悟空は一級合格、八戒は三級合格だった)
 I・26話『あれが天竺・大雷音寺だ!』では、地底の鍾乳洞に暮らす悟浄の許嫁・滴水娘々が登場。容姿がよくないため、悟浄からは邪険にされている。ヒドいやっちゃな、悟浄。
 II・1話『再出発・天竺への道』では、天上界に戻って天帝に許しを請い、今日が誕生日という天帝の恋人・嫦娥の慈悲で取りなされて特別に許された。平和な暮らし、平凡な生活、ささやかな家庭の団欒を望み、天女の悠明と婚約して郊外の建売住宅に住むことになったが、子供たちに纏わりつかれ、嫁にこき使われる未来を夢想して、これでいいのかと思い悩む。結婚式当日に赤い番傘を差して地上界に身を投げ、三蔵のもとに戻った。
 II・4話『落ちこぼれの恐怖・分数妖怪』では、分数問題を難なく解いて賢さの一端を披露。ちなみに字が読めるのも弟子の間では悟浄だけである。賢いといえば……
 II・7話『夢の妖怪・幽鬼将軍』では、毎夜悪夢にうなされる三蔵を助けるべく、夢を追い出す遠心分離の術を考え出したり(遠心力で三蔵も飛ばされたけど)、「暖身摘夢器具(酸素発生装置内蔵)」なる宇宙服もどきを設計してみたり…。インテリ悟浄の面目躍如!? ひらめき
 II・9話『地獄極楽・宙ぶらりん』では、勅建相国寺で100文払って潜れば極楽浄土へ行けるという壁の穴潜りで、図体のデカさが災いして穴に詰まって身動きがとれなくなってしまう。休業保証として10万元を請求された一行が金の工面に四苦八苦している間に、痩せ細って自力で脱出した。

 シローちゃんの女装が見られる回はというと―― 口紅
 I・16話『独角大王・結婚行進曲』では、独角大王が愛する人間の女・春嬌の息子におもちゃとして与えようと悟空の如意棒を奪ったため、大王の持つ金剛琢を奪って如意棒を取り返すべく、悟浄が春嬌に化けた。人間に化けるのは初めてだとかで、悟空に教わって無事化けた。
 II・4話『落ちこぼれの恐怖・分数妖怪』でも、走れメロスよろしく分数妖怪が翌朝までに戻らなければ代りに処刑されてしまう三蔵を助けるため、なかなか戻ってこない分数妖怪に化けた。分数妖怪に惚れている八戒も彼女を救うべく分数妖怪に化けて現れたため、二人とも正体がバレてしまってしまった。
 II・18話『悟空氾濫・一人ぼっちの妖怪』では、人間と仲良くなりたくて仕方がないのに、村の人々からは恐れられて寂しい思いをしていた犬の妖怪・卜吉を退治しようと、悟空、玉竜とともに人間の女に化けて卜吉の家に遊びに行ったふりをして潜入した。

 IIの最終話『母上は妖怪か?再び天竺へ』では、甘い歌声も披露。
「遥か離れた そのまた向こう 誰にでも好かれる きれいな娘(むすめ)がいた~
 誰にでも好かれる きれいな娘がいた~♪」
相変わらずの美声にうっとり。もっと聴きたかったよぅ。

 シローちゃんとは全く関係ないが、沙悟浄に関しては興味深い小説がある。中島 敦さんの「悟浄出世」と「悟浄歎異」という2作品だ。
 「悟浄出世」は、思索に耽ってばかりいる悟浄が自分の納得のいく答えを得ようと、流沙河に住む賢人達に教えを乞いてまわる話。
 「悟浄歎異――沙門悟浄の手記」は、悟浄が思う悟空・三蔵・八戒について書き記したもの。
悟浄=シローちゃんで脳内変換して読むとなかなか面白いので、おすすめしたい ノート





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Last updated  2018.10.10 06:11:17
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