2021/01/22(金)23:17
リッキー・ウィルソン(Ricky Wilson / The B-52's)フェス 第11夜
『The Best of the B-52's – Dance This Mess Around
ベスト・オブ・THE B-52's』 released on July 1990
Party Out of Bounds 月影のパーティーDevil In My Car デヴィル・イン・マイ・カーDirty Back Road ダーティ・バック・ロード6060-482 危険なナンバー6060-842Wig ウィッグDance This Mess Around ダンスはやめてRock Lobster ロック・ロブスターStrobe Light ストロボ・ライトGive Me Back My Man 恋のお願いSong for a Future Generation 未来のビーズPlanet Claire 惑星クレア52 Girls 52ガールズPrivate Idaho プライベート・アイダホ ミュージック・シーンにカムバックしたTHE B-52's
生涯一ダンス・ロック・バンドと言いきる彼らの原点がここにある!
1990年にアイランド・レコード(Island Records)からリリースされたB'sのベストアルバム。B's関連のモノはほぼ米国盤を購入しているが、このアルバムは国内盤を買ったので邦題や帯文句も載せてみた次第。国内盤の方がライナーノーツは充実しているし、たまにボーナストラックも入ったりしていてお得感はあるのだが、やはり愛してやまないバンドのアルバムは本来の状態のものを所有しておきたい派なのである。
このベスト盤に収録されている13曲がどのアルバムから取られているかは以下のとおり。
『The B-52's』(’79) - 4, 6, 7, 11, 12
『Wild Planet』(’80) - 1, 2, 3, 8, 9, 13
『Whammy!』(’83) - 10
『Bouncing off the Satellites』(’86) - 5
6曲入EP『Mesopotamia』('82)を除いた、リッキーが参加している全てのアルバムから選曲されており、リッキー在籍時代のB'sの集大成ともいえるベスト盤で、いくつかあるB'sのベスト盤の中では最も選曲がお気に入りでよく聴いている。大ヒットアルバム『Cosmic Thing』('89)以降の曲が収録されておらず、且つリッキー時代を網羅したベスト盤といえば、これくらいしかない。
まぁ元々B'sはアイランド・レコード&ワーナー・ブラザース(Warner Bros.)と契約していたけど、「Cosmic Thing」からはリプリーズ・レコード(Reprise Records)に移っているので、原盤権やらの関係で入れれなかったのかな?(アイランドはワーナーと1975年に販売契約を結んでいたが、1989年にアイランドがポリグラム(PolyGram)に買収されたため終了した。)
今作以降のベスト盤はワーナー傘下のリプリーズとライノ(Rhino Entertainment)からリリースされており、今となっては “Love Shack” や “Roam” が入っていないベストなんてあり得ないのである。
リッキー在籍時代の集大成というよりはアイランド時代の集大成といった方が正しいのだろうけど、最後にこのような素晴らしいアルバムを出してくれて有難う、クリス・ブラックウェル!
(Chris Blackwell …アイランド・レコード創業者にして、『The B-52's』のプロデューサー&『Wild Planet』のエグゼクティヴ・プロデューサー)
このベスト盤は英国で36位だった。ちなみにB'sのアルバムの販売は、米国や豪州などはワーナーが、英国を含む欧州やアジアなどはアイランドが担当していた。「Cosmic Thing」が大ヒットするまで…特にデビューからしばらくは本国より英国での方が人気が高かったりもしたので、もしや英国人もリッキーの革新的なペラペラ・ギター・サウンドがお好きなのかしらん!?