Pastime Paradise

2022/11/28(月)19:38

緊急指令N.R.

懐かし邦題アルバム(122)

『緊急指令N.R.』 ナイト・レンジャー  「Dawn Patrol」 Night Ranger (82)  '83年の曙に姿を現わす5人の奇襲攻撃部隊。ツイン・リードで押しまくる天下無敵のロック・バンド A面  1. 炎の彼方 - Don't Tell Me You Love Me  2. シング・ミー・アウェイ - Sing Me Away  3. 彼女の夜 - At Night She Sleeps  4. コール・マイ・ネーム - Call My Name  5. エディズ・カミン・アウト・トゥナイト - Eddie's Comin' Out Tonight B面  1. キャント・ファインド・ミー・ア・スリル - Can't Find Me A Thrill  2. ヤング・ガール・イン・ラヴ - Young Girl in Love  3. プレイ・ラフ - Play Rough  4. 悲しみのペニー - Penny  5. ナイト・レンジャー - Night Ranger ジャニーズ事務所が何やら揺れている。副社長が退社したり、人気グループのメンバーが複数人脱退するとか何とか。おばはんは小学生の頃にたのきんトリオのマッチが好きだったくらいで、ジャニーズ系には今も昔も興味がないのだが、今から40年ほど前にシブがき隊というジャニーズ・アイドルグループの曲にイントロをパクられてしまったのがナイト・レンジャー(Night Ranger)であった。  その、米国のハードロック・バンド、ナイト・レンジャーが82年にリリースしたデビュー・アルバムが「緊急指令N.R.(Dawn Patrol)」である。  悲しいことに今では「ドーン・パトロール」と原題そのままのカタカナタイトルになっており、さらに曲名までも全て邦題が消えてしまっていたりする。  邦題とはなんと儚いものなんだろう。邦題三十年、下天の内をくらぶれば、夢幻の如くなり。  アルバムの初っ端を飾る “炎の彼方(Don't Tell Me You Love Me)” は、シブがき隊が83年に発売した “ZOKKON命” という曲にイントロのリフをそのまま使われたことでお馴染みだったが、シブがき隊の曲って何があったかなぁ。“NAI・NAI 16” とか “100%…SOかもね!” とか “スシ食いねェ!” とか…。あれッ!? 意外と覚えてる  シブがき隊のことは置いといて、デビュー当時のナイト・レンジャーのメンバーはというと、ギターの二人、ブラッド・ギルス(Brad Gillis)&ジェフ・ワトソン(Jeff Watson)に、キーボードのアラン・フィッツジェラルド(Alan Fitzgerald)、そしてベース兼ヴォーカルのジャック・ブレイズ(Jack Blades)とドラムス兼ヴォーカルのケリー・ケイギー(Kelly Keagy)。ツインギター&ツインヴォーカルというWツイン体制は、ちょっと珍しかったかもしれない。  個人的には翌83年にリリースされた2ndアルバム「ミッドナイト・マッドネス(Midnight Madness)」の方が思い入れもあって断然好みなのだが、勿論このデビューアルバムも悪くない。 特に1曲目の “炎の彼方” はイントロからしてインパクト大!流石、パクられただけはある。  力強く、それでいて爽やか且つキャッチー。こりゃいいバンドだなぁ…と思っていたら、2ndアルバムからシングルカットされたバラード、“シスター・クリスチャン(Sister Christian)” がビルボードチャート5位に輝く大ヒット!  続く85年リリースの3rdアルバムからシングルリリースされたバラード、“センチメンタル・ストリート(Sentimental Street)” がまたしてもビルボードチャート8位に入ってしまったため、その後はメロディアスな曲に走ってしまい、すっかりバラードバンドと成り果てて人気が下降してしまった。うーん、実に惜しい。  89年に一旦解散したものの、その数年後には復活。若干顔ぶれが変わってはいるものの(ブラッド、ジャック&ケリーは健在)、今なお活動は続けており、昨年8月には12thアルバム「ATBPO」をリリースしている。  そんなナイト・レンジャーに興味を持たれた方は、こちらをどうぞ♪  ​炎の彼方​​  ​彼女の夜​  ​ナイト・レンジャー

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る