The 250 Greatest Guitarists of All Time
11年にローリングストーン誌(Rolling Stone)が『The 100 Greatest Guitarists』を発表したが、私の最も愛するギタリストは入っていなかった。まぁ当然かな…とは思ったけど。 23年10月には150人増やした『The 250 Greatest Guitarists of All Time(史上最高のギタリスト250人)』を発表。サイトには250位から掲載されており、悲しいような嬉しいような、わりとすぐに見つかった。 247 Ricky Wilson When the B-52s played live, Ricky Wilson often seemed to exist happily in the background amidst the manic exuberance of lead singer Fred Schneider and the beehive hair and campy dance moves of Kate Pierson and Cindy Wilson. But his mix of downhome chicken scratch, angular post-punk, rockabilly, and surf rock on classics like “52 Girls,” “Strobe Light,” and “Private Idaho” made him one of the most inventive players of the New Wave era. Wilson often used only four or five strings on his blue Mosrite guitar and odd tunings to get a strange, spartan sound. “I just tune the strings till I hear something I like,” he once said. With his death in 1985, the indie-rock scene lost an unassuming radical. (The B-52'sのライヴでは、リッキー・ウィルソンはリードシンガーのフレッド・シュナイダーの熱狂と、ケイト・ピアソン&シンディ・ウィルソンのビーハイブヘアと派手なダンスの後ろで楽しそうにしているように見えた。しかし、“52 Girls”、“Strobe Light”、“Private Idaho” などの名曲で彼がミックスした田舎風のチキンスクラッチ、とがったポストパンク、ロカビリー、サーフロックで、ニューウェーブ時代の最も独創的なプレイヤーの一人となった。リッキーは奇妙で質素なサウンドを得るために、青いモズライトギターの弦を4本か5本だけ使い、奇妙なチューニングをすることが多かった。「気に入った音が鳴るまで、ただ弦をチューニングするだけだ」と彼はかつて言った。1985年に彼が亡くなったことで、インディーロック界は控えめな急進派を失った。) The B-52sの創設メンバーで、85年に逝去したリッキー・ウィルソンが247位に!あの奇妙奇天烈なギターサウンドが認められていて嬉しい。欲を言えばもうちょっと上の順位でも良くない!? とはいえポリス(The Police)のアンディ・サマーズ(Andy Summers)が250位で、元サイモン&ガーファンクル(Simon & Garfunkel)のポール・サイモン(Paul Simon)が246位だったりするので、基準がよく分からない。 ポール・マッカートニー(Paul McCartney)が173位かぁ。ま、ポールはベーシストのイメージがあるからね。一つ上の172位はプリテンダーズ(The Pretenders)のクリッシー・ハインド(Chrissie Hynde)だ。…あ、ジョン・レノン(John Lennon)が159位にいる。ジョンが亡くなった24年後の同月同日亡くなった元パンテラ(Pantera)のダイムバッグ・ダレル(Dimebag Darrell)は131位。 …ええッ!? スティーヴ・ヴァイ(Steve Vai)が127位!? どういう基準!? 100位内を見ていくと、ニルヴァーナ(Nirvana)のカート・コバーン(Kurt Cobain)が88位で、ザ・クランプス(The Cramps)のポイズン・アイビー(Poison Ivy)姐さんが87位とな!? 83位は何故かセットになっているアイアン・メイデン(Iron Maiden)のエイドリアン・スミス(Adrian Smith)&デイヴ・マーレイ(Dave Murray)。 おッ、76位がジョーン・ジェット(Joan Jett)姐さんで75位がリッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)御大だ。 ギブソン・レスポールの生みの親であるレス・ポール(Les Paul)氏が68位。ギタリストとしての順位は半端だけど、ギブソン社初のソリッドギターであるレスポールの名は今度も語り継がれていくだろう。 51位にはテレヴィジョン(Television)のトム・ヴァーレイン(Tom Verlaine)が。B-52'sのリッキーが参加した唯一のバンド以外の曲が、トムの1stソロアルバムに収録されているのだ。 懐かし邦題で二度取り上げた邦題界の巨匠、フランク・ザッパ(Frank Zappa)が46位にランクイン。そして44位にはラモーンズ(Ramones)のジョニー・ラモーン(Johnny Ramone)。みんな大好き、ラモーンズ! 38位にはAC/DCのヤング兄弟、アンガス・ヤング(Angus Young)&マルコム・ヤング(Malcolm Young)。アンガスが38位かぁ…と思いきや、35位にはまさかのエリック・クラプトン(Eric Clapton)の名が。こんなに早く出てくるとは思っても見なかったのでビックリ!なななんで!? でもって33位がクイーン(Queen)のブライアン・メイ(Brian May)とは。ローリングストーンとはどうも意見が合わないみたい…。 31位はジョージ・ハリスン(George Harrison)だ。ジョージは好きだが、これは妥当な順位かな。しかし何故クラプトンの方が低いの? 14位で出てきたプリンス(Prince)、もうちょい上でもよかった気がするけど。 いよいよ TOP 10。 10位はオールマン・ブラザーズ・バンド(The Allman Brothers Band)のリーダー、デュアン・オールマン(Duane Allman)。クラプトンの傑作 “いとしのレイラ(Layla)” にも参加している実力派。 9位はジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell)…うん、まぁ納得。8位は「Ambassador of the Blues(ブルース界の巨人)」B.B.キング(B.B. King)で、7位はプロデューサーとしても有名なナイル・ロジャース(Nile Rodgers)。 6位のシスター・ロゼッタ・サープ(Sister Rosetta Tharpe)は30~40年代に活躍された方らしい。Wikiさんによると「ロックンロールの母」「ソウルシスターの元祖」。 5位がジェフ・ベック(Jeff Beck)、4位がエディ・ヴァン・ヘイレン(Eddie Van Halen)、3位はジミー・ペイジ(Jimmy Page)、2位がチャック・ベリー(Chuck Berry)。この辺りは説明不要だわな。 そして栄えある第1位は…やっぱりジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)。ここが変わることはないだろう。 日本では神と崇められたマイケル・シェンカー(Michael Schenker)や王者のイングヴェイ・マルムスティーン(Yngwie Malmsteen)が入っていなかったのはちと寂しい。 私にはギタリストの技量の差なんてさっぱり分からないけど、愛しのリッキーが250人に選出されただけでも嬉しいかぎり♪ ありがとう、ローリングストーン