不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

◇米子の山陰歴史館から歩いていると、雲行が怪しくなりました。
まさか雨はないだろうと思っていました。

川が見えてくると対岸に白壁土蔵がありました。
旧加茂川と土蔵
川岸に建ち並ぶ白壁の土蔵と数多く架けられた橋が、江戸時代に商港として栄えた往時の面影を偲ばせています。
この町並みを水面からご覧いただける遊覧船もあります。
一部工事中でした。
もう少し数があればいいとおもいますけどね。

そこから米子港方面へ歩いていくと、内町後藤家が道沿いにあります。
後藤家（内部の一般公開はされていません）
江戸時代に海運業を営み、藩の米や鉄を船で運ぶ特権を与えられていた回船問屋の屋敷です。
母屋はもちろん一番蔵や二番蔵も寛政期以前のもので、格子戸や本瓦葺の屋根などが古い町屋の貫祿を見せる１８世紀の建造物で国の重要文化財です。
内部公開はしていないので、外観のみの見学です。

「寺町通り」は寺がたくさん並んでいました。
この辺りで雨が降り始めました。
傘も持っていないので、バス停に行きましたが、バス停手前でバスが目の前を通り過ぎていきました。
仕方ないので駅まで歩いていくしかないですね。
そのおかげで、城の堀跡などの看板に出会えました。

雨が小降りになってきたので、法勝寺電車を見に行きました。
約１２０年昔、英国バーミンガムで製造された、国内では最古の木製二軸三等客車。
正式名称は「旧日の丸自動車法勝寺鉄道フ５０号客車」です。
「米子まちの歩きマップ」は、道が書いていないので、どちらから訪れたらいいかわかりませんでしたが、アーケードとつながっていました。
時間が遅くなければ電車の中に入れたのかもしれません。
戸が開きませんでした。

アーケードを通り小雨の中を走り米子駅まで行きました。
米子駅の２Fレストランで食事をして電車の時間まで時間をつぶしました。
６時すぎると、次々と店がしまっていっていましたね。
観光地っていつも閉まるの早いんですね。
４時ぐらいまでが、旅行者に優しい時間なのかも知れませんね。

４月のダイヤ改正で、訪れにくくなった米子をあとにしました。
これで、米子小旅行は終わりです。


内町後藤家の外観です。


●山陰小旅行の歩いた道
山陰小旅行記（一）三佛寺
山陰小旅行記（二）感應寺
山陰小旅行記（三）米子城址
山陰小旅行記（四）山陰歴史館
山陰小旅行記（終）は、このページです。