不可思議の海岸線が長くなる為に・・・

2011/06/26(日)20:35

映画『恍惚の人』bs

テレビで見た感想(1586)

◇BS-P(hi)で「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本~家族編~」を録画してみました。 『恍惚の人』は、1973年の日本映画です。 有吉佐和子のベストセラー小説を映画化。 84歳の茂造は、子供や孫の顔もわからなくなり、奇行をくりかえすようになる。 だが息子の嫁・昭子のことだけは認識でき、昭子も必死で茂造の世話をするが、疲労はたまるばかり。 そんな中、昭子が少し目を離したすきに茂造が湯ぶねにおぼれる事件が。 罪の意識を感じた昭子は、茂造に温かく接するが・・・。 介護の問題を正面から描き、主演二人の熱演とともに当時反響を呼んだ。 監督 豊田四郎 出演 高峰秀子,森繁久彌,田村高廣,乙羽信子 など こういう映画を観ると、自分ならどうだろうと、いつも思います。 何も出来ないのを実感できますね。 「高峰秀子」が好演していました。 この映画の役はで、見直しました。 この時代の認知症の対処は、あまりにも無力でした。 今の時代なら選択肢がわずかながらありますが、金があればの話ですが・・・。 老人会や居候など選択肢が、なかったですね。 身内の悪態ですが、身内だからある言葉ですね。 今も昔も、いう人はいますからね。 映画の中では、引き立て役に使われた感じはありますが・・・(笑)。 最後に部屋の匂いを、「この部屋、臭くない」見たいな事をいう人と、部屋の匂いを「おじいちゃんの匂い」という人に別れるのは、現場でいた人の違いですね。 書いてて思ったのですが、匂いと臭いの違いかもしれませんね。 鳥ですが、あまり話に深く出てきた感じはありませんでした。 でも最後に鳥を出すのなら、もう少し関わりを出してほしかったですね。 良いシ-ンだとは思いますが・・・。 最後まで面倒をみてもらえた事が、救いでした。 思いやりを最後までもち続けることが出来る人になりたいですね。 名作ではありますが、目を背けたい映画ではあります。 「高峰秀子」「森繁久彌」の難しい役の好演を観たい人は、観てください。

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