yanyanの日記

やっと読み終えました。
これも１週間かかってしまった・・・(泣)　
上下２巻で約760ページでした。
念力放火能力を持つ青木淳子は無軌道に殺人を
続ける若者達を裁く為に「戦闘」を続けていたが　
そこに「ガーディアン」という現行の法律では裁くことの
出来ない犯罪者を闇から闇に葬る組織が淳子に接触を図り　
仲間に誘うが・・・・

という話でした(説明が悪いけど・・・)

私は孤独な淳子が唯一　心を許した同じ力を持つ
「ガーディアン」のメンバーである浩一に裏切られ　
銃で撃たれ　死ぬ瞬間でありながら　彼を憎めず　
彼を孤独から解き放してあげたいと　道連れに一緒に死ぬ為に
「力」を彼に放つ瞬間が悲しかったです。　
その淳子の死を看取る事になった牧原刑事は子供の時に弟を
子供時代でまだ「力」をコントロール出来なかった淳子に殺された事があり　
その復讐の為だけに生きてきたにも関わらず　
淳子の死の瞬間にその事に触れなかった牧原刑事の心の中を思うと複雑でした。

「ガーディアン」のメンバーである石津刑事の元同僚である通称「キャプテン」の娘と孫を
ＤＶ(ストーカーかな)娘の旦那に殺されその旦那を殺すために「ガーディアン」に入った事を考えたら　
現実にも家族を殺されても犯人は罪を償ったら数10年もしたら社会復帰できるこの世の中では
この「ガーディアン」みたいな組織があったらどうなるんだろう？　と思ってしまいました。

私がもし被害者の家族だったら・・・・　　

しかし　この本に登場してきた主役級の石津ちかこ刑事が
市原悦子さんにぴったりだと思ったのは私だけ？？？　(笑)