やっぴい博物館

2007/03/20(火)04:25

その他、こんなところでも食べてきた

グルメ(11)

 旅の途中でも食事は一日三食。デザートとか変わった飲み物の報告を入れたら、一日一エントリーが原則のこのブログでは、それだけでコンテンツ数がオーバーフローしてしまう。  というわけで、以下では、ニューヨーク定番とかお約束とかマイブームのお店を駆け足で紹介したい。別に独立のエントリーを割いていないから、思い入れが小さいというわけではなく、以下のお店は比較的他のニューヨークブログでも取り上げられているので、私のブログで大げさに取り上げなくても…という、ちょっとしたためらいががあっただけである。  どれも、日本では味わえない、そして私がニューヨークを実感するお店である。 ●カーネギーデリ  ニューヨークのデリといえば、ベタであるがここだろう。デリながらザガット21点である。   [老舗有名店の一つ]  名前が示唆するとおり、カーネギーホールの真ん前という絶好のポジションにありながら、怒涛のコストパフォーマンスを誇る有名店である。   [とにかくでかい…これがアメリカンサイズ]  カーネギーホールでの演目の前後の時間帯はドレスアップした紳士淑女で賑わうが、そんな連中にこんなサイズの料理を出しているのか、と驚愕のボリュームである。  日本人なら、二人で一皿で充分である。   [よりどりみどりのカウンター]  なお、タイムズスクエア周辺に宿を押さえているなら、このカーネギーデリは徒歩圏内にあたる。そうした方への私のおすすめは、テイクアウトしてホテルで朝食、というパターンである。何せ晩4時まで開いているくせに、朝6時開店なのである。  ほとんどコンビニ状態、ニューヨークのあなたの台所、と言ってもよい。  そんなあなたに、是非コレをオーダーしてもらいたい。 [やっぱりオーダーは定番・パストラミサンド]  パストラミ(pastrami)とは「牛肩肉の薫製」のことで、原語はヘブライ語である。発音記号で書くと"pэstrα':mi"となり、第二音節にアクセントがある。カタカナで頑張って表現すると(あくまで私の語感では)「パストゥルァーミー」という感じである。  何でこんなに一生懸命発音のことを書いているのかというと、この単語がなかなかカウンター越しに通じないからである。飛行機の騒音の中で「water」をキャビンアテンダンスさんに伝えるのと同じぐらいコミュニケーションが難しい(実は"water"(現地では「ウォラー」に近い)の発音は意外に厄介なのである…昔、「英語でしゃべらナイト」で元大リーガーの長谷川滋利がこの難しさを力説していて、思わず首肯したものである。なお、長谷川は"a cup of water"と表現すると分かってくれる、と言っていた)。  …ちなみに、今回もカウンター越しにヒスパニックの兄ちゃんに、一発でオーダーを通すことはできなかった。二回言ってダメだったので、スペルを読み上げる始末…まだまだ修行が足りないのである。  ただ、そんな苦労も簡単に報われる一品である。できるだけ温かいうちにどうぞ。  なお、この店はキャッシュオンリーである。お気をつけて。 ●ジャクソンホール  アメリカに来たからには、本場のハンバーガーを食らってやろうと、この店へ。  ゴスペルツアーのガイドさん曰く「コストパフォーマンスとの総合評価で考えたときに、是非行って体験してほしいお店」とのことで、「地球の歩き方」には載っていないし、web上では、多くの方が絶賛している他の店があることを知りながら、あえてここに行ってみた。 #なーんて言っていたら、このお店を絶賛しているブログを後から発見→コチラ   [ロゴとザガット評価]  ザガットによると、ニューヨークに7店舗存在するこのお店。  Food評価は15点と辛目の評価であるが、他のメニューとの相殺でこの評価なのかもしれず、あくまで狙うは本丸・ハンバーガーである。 [店内は地元の人で一杯]  活気ある店内。15分ほど待っての着席となった。  なお、ガイドさんによると「スープもおすすめ」とのことであったが、私が訪問した日は取り扱っていなかった。ここにお立ち寄りの方がいらっしゃるかもしれないので、備忘録まで。   [これぞ本場のハンバーガー]  で、これが、いかにも「アメリカンな」ハンバーガーである。10オンス…約300グラムパティの迫力である。  ハンバーグがメチャクチャ分厚い。マク○ナルドなんて目じゃないボリューム。パンではさんで食べるというより、フォークとナイフで食べるハンバーガー。これがやはり現地の一皿である。 [このボリュームは特筆モノ]  このハンバーガーの分厚さを伝えようと、私の指で恐縮であるがその比較を。  標準の男性の人差し指と比較して、その厚みは第一関節(DIP関節)と第二関節(PIP関節)の間の分厚さである。  …なーんて書いて、このサイズが伝わるであろうか?  ちなみに、味の方は…正直、最後の方に飽きがやってくるのは仕方がないかもしれないと思ったわけで。ただ、育ち盛りの若人ならば、全然平気なサイズなはずである。 ●エイリーンズ  最後におすすめスイーツを。  過去3回ニューヨークに来ている私であるが、ガイドブックに従って最初にここを訪れてから、どうしてもこの味が忘れられず、都合3回、今回も立ち寄ったほどのお店である。  どうやら、地元との雑誌の企画でニューヨークNo.1チーズケーキ屋さんに何度も選ばれたことがあるそうなのだが、私的には全く異論のない結果である。 [見逃しそうになる小さなお店]  場所は、ロリータのKenmare St.沿い。最寄り駅は、地下鉄6のSpring St.。  周辺に適当なランドマークがないので、こんな杜撰な記述になっているが、ご容赦を。 [そして小さな厨房]  店内は7-8席しかスペースがなくて、座れたら超ラッキー。  ダメだったらテイクアウトするか、店の前の小さな公園のベンチに腰掛けて、いただくことになる。 [眩しすぎるカウンター]  ここのチーズケーキは、小ぶりで(テイクアウト用に大きなサイズもあるけれど)、控えめな甘さが特徴である。日本人向けといってもいいかもしれない。  種類については、ブルーベリーが載っていたり、バナナとこのコンビネーションがあったりと様々(そして多分どれも$2.5)で、どれを選ぶかレジの前で苦悶することになるのだが、そんなあなたには、私はあえてプレーンを推したい。プレーンが一番ここのチーズケーキの本質を楽しめると思うからである。 [これでやっと$10]  ただし、クレジットカードは$10以上で受け付けてくれるということで、$2.5のドリンクと組み合わせて、こんな感じ(上記)でやっとクレジット払いが可能となるのにはご注意を。  まあ、私みたいに3つ食べても(実際は、ソフトな味わいなので結構ペロッといけるのである)平気、という甘党の方には問題ないのだが。

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