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「やりたいけど、できない」
どこかで似たようなセリフをお聞きになったことはありませんか? 私は、しょっちゅうです。 どこかおかしいと思いませんか?(え?ハッキリと言えって?) では、申しますが、 「おかしい」 です。 前半では「やりたい」と言ってそのすぐあとで「できない」と言う。 まるで、上半身は北に向かい下半身は南に向かうような・・・。(例によって無茶苦茶な例えですが) 私たちは誰でも「やりたいこと」をやっています。そう、すべて、毎日です。 やりたいことだけをやっているのです! こう言うとまた反論があります。 「やりたくないけど、我慢して嫌な上司の言うことをきいているのだ。やりたいことはもっと他のことだ。」と。 このように思った方に解説をします。・・・・・だからあなたは「やりたいこと」をやっているのですよ! つまり、「やりたくないなあ」と当初思っていたことでも、上司に逆らってはマズイ(減点される、減俸される、どこかへ配置転換で飛ばされる、クビになる・・・など)と思って、そのマズイことにならないように、つまり上司との問題を避けたいという願望を満たすために上司の言うことを聞いているのです。つまり結局は、上司の言うことを聞きたいと思って、そのとおりに言うことを聞いているのです。よって、やりたいことが見事(?)、実現しているのです。決してやりたくないのに体が勝手に上司のいうことを聞いているのではないのです。 理不尽なことを要求し無理難題を突きつけるお客さんに、ニッコリ笑顔でそれに応えるのも、いやだなあと感じながらも最終的には「お応えする」という行動を自らが取りたいと思って行動しているのです。お詫びのことばを言いたくないのに口が勝手にしゃべっている、ということはないのです。 お客さんの要求に応えようとは思わないというスタッフはお客さんに逆らってトラブルを起こしたりします。逆らいたいと思うから逆らっているのです。要はやりたいことをやっているのです。 いかがですか? あほみたいな話ですね。 やりたいことがやりたいようにできなかったら、それは病気です。 だって、 ・右に進もうと思って体が左に行く! ・子供の頭をヨシヨシと撫でてやろうと思っているのに、げんこつをする! ・お箸でご飯を食べようとしたら、自分の目を突き刺す! ・ネクタイをつけようとして、それで自分の首を絞める! ・こんにちはと挨拶をしてお辞儀をしたとき、そのまま相手に頭突きをする! ありえないことですから、もうやめておきます。 あほくさいことをクドクドと言うなとお叱りを受けそうですが、表題の「やりたいけど、できない」というセリフも同じ様なものなのです。そうです。同じなのです。誠におかしなことなのです。 しかし、それをおかしいとは気づかずに日常で使ってしまう・・・。使われたほうもそれをおかしいとは気が付かない。やがて、この間違いが蔓延し、多くの被害を受けることになります・・・。 恐ろしいのは、双方に自覚がないことです。 しかし、まちがいなく大きな損害・被害が生ずるのです。 これは恐ろしいですね。 営業先でのお客さんのセリフ・・・ 「買ってあげたいけど、買えないのよ。ごめんね。」 (結局本音は買いたくないのであって、それをやんわりとあなたに伝えるために、「買ってあげたいけど」などと心にもない言葉をつけているのです。ま、これは人間関係をぎすぎすさせないてめの慣用句として解釈したほうがいいですね。しかし、注意すべき点はこの慣用句を頻繁に使っているうちにいつしか、使ってはいけない場面でも使ってしまい、やがて無意識のうちにこの矛盾に気づかずに世の中の無情をなげくことになる・・・これだけは避けたいですね。) もっと現実的な例をあげますと、 ・独立起業したいけど、できない ・歌手になりたいけど、なれない ・建築家になりたいけど、なれない ・お金持ちになりたいけど、なれない ・政治家になりたいけど、なれない ・立派な人になりたいけど、なれない ・人格、人間性豊かな人になりたいけど、なれない・・・ とまあ、こんな調子です。まるで精神分裂症(ホントの病状は知りませんが・・・)ですね。 こういうことを言う人に一言差し上げたいですね。 「やりたかったら、サッサとやれーーー!この、どあほー!(←これは余分)」 「やりたいけど、できない」のではありません。 それは「やりたくない」のです。 え?? まだわからない? そういう人は、うちへいらっしゃい。しごいてあげます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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