やる気塾

人は見かけによらぬもの・・・。

昔はよく言われたものです。
ん？今も？
最近でも時々耳にしますが、その発言者のほうを見ると「？」の念が湧き起こることがしばしばあります。

どこの世界にもいるご都合主義の輩の発言であることが多いのですが、結構良識ある（ように見える）方までもがまことしやかに唱えておられます。



人は見かけによらぬもの。

嘘だろ・・・。


見たらわかる（言い切ってしまった）。


♪ボロは来てても心の錦♪とかいう歌がありましたが、それはまだ日本が今よりもずーっと貧しいころのお話です。
しかも、皆がほとんど経済的に貧しかった時代のことで、今ほど物心両面で貧富の差が大きくなってはもう、同様の表現はあてはまらないでしょう。

もちろん、経済的な貧富だけで人を測ろうとは思ってはおりません。

ただ、この10年で年収2000万円以上の人が2倍以上増えているという事実があります。（ホントですよ！平均値はどんどん下がっていても、比較的上位の方はチャッカリと増え続けているのです！つまり、二極分化ですね。）
周りが不景気だからと自分の気持ち・やる気まで不景気にしてしまって現実社会においても自らを不景気にしてしまっている人がいる反面、着々と努力を積み上げて自らの目標をひとつひとつ達成している人が大勢いるということは見逃せない事実です。



（話を元にもどして・・・・）
下衆な表現ですが、高級外車を乗り回す新入社員は見ればわかる。顔と釣り合ってない。（そんなもの、ローンで買うものではない。ベンツはキャッシュで買うもの。）←なんで顔や？
車に乗っているのではなくて、乗せられている。カッコ悪い。見苦しい。こちらが吐き気をもよおす。社会的害悪。世の美しい風景を汚す。おまえは嬉しいのかもしれんが、視界に入らぬようにしてくれ・・・。

高級腕時計（300万だそうだ）をつけ、ヨレヨレの透けるようなスーツを着ている。

彼女の誕生日のお祝いに神戸で1人前10万円（と消費税5千円）のステーキコースをご馳走している。（ま、ご馳走されたほうは大喜びか。）
これなんぞ、消費税だけでもご馳走が食べられる。（カードローンで払うな！ん？サラ金で借りてきた？！もっと悪い！！）

４５万円のスーツに１００円均一のベルトをしている。
なんちゅう感覚や・・・。
一点豪華主義？しかし、バランスが悪すぎる。


他人様のことだから、ま、いいか。
けど、気になる。やはり、目障りだ。


私の考えが誠に古いのか、新入社員が「趣味はゴルフです」などと言っていると、気が付かないうちに私の右足が回し蹴りになっている。（それは、もっと社会的に昇進してからだろ・・と）

「今度コースデビューでーす♪」などと嬉しそうにハシャイデいる若い社員を見ると、私の裏拳が相手の顔面をとらえそうになる。（寸止めになって気づく・・・）

ローンであろうと、友達からの借金であろうと、親からの遺産であろうと、自分の甲斐性（？）でやっているからいいだろうって？

アホなことを言うな！

と（このごろは少し大人になったので心の中で）叫んでしまう。



「欲しかったら、あなたも買えば？」
という輩もいる。

そんな奴には「地獄固め」（両肘関節を固め、同時に頚動脈を絞める技で、両腕が封じられているのでギブアップのサインも出せない！）で落とし（気を失うこと）ても手足を緩めてやらない。

ま、人様に迷惑をかけない程度ならば、好きなようにやればいいのだろうが・・・。

でも、私は気分が悪い。


有名なリンカーンのお話。
大臣の候補を紹介され、後で不採用を決めたところを、紹介元の人が理由を尋ねた。

「どうしてあの男は不採用に？立派な経歴があるのだが・・。」

リンカーンが答える。

「顔が気に入らない。顔が悪い。」


（紹介元の人）
「リンカーンともあろう方が、人を顔で判断するなんて・・・！」

（リンカーン）
「人は40歳を過ぎたら、自分の顔に責任を持たねばならない。」

つまり、顔にその人そのものが現れるということですね。
人間性までもが。



人を判断するとき、あなたはどこを見るだろうか？

しぐさ・礼儀・マナー・表情・立ち居振る舞い・話し方・服装・化粧（この頃は男にも多い！！この前会った人は顔にファンデーションをつけていた）・ヘアースタイル・香り（男のくせにプンプン臭うのはかなわない）・持ち物・乗り物・場合によっては家（無理して買ってすぐ手放す人が最近まで我が家の近所にいた・・・）・よく行く店・付き合っている人・友人・家族・・・・・。


結局は、あらゆる場面で人間性がにじみ出ているのか・・。




エライこっちゃ！私も、40歳を過ぎている！
鏡を見て・・・・。

「うーん。なかなかのエエ男や。」




こりゃ、アカン。暑さで相当来ているようです！

今日はこの辺で。