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重職と申すは、家国の大事を取計べき職にして、此重の字を取失ひ、軽々しきはあしく候。
大事に油断ありては、其職を得ずと申すべく候。先づ挙動言語より厚重にいたし、威厳を養ふべし。 重職は君に代るべき大臣なれば、大臣重ふして百事挙るべく、物を鎮定する所ありて、人心をしつむべし。その如くにして重職の名に叶ふべし。又小事に区々たれば、大事に手抜あるもの、瑣末を省くときは、自然と大事抜目あるべからず。その如くして大臣の名に叶ふべし。凡そ政事名を正すより始まる。今先づ重職大臣の名を正すを本始となすのみ。 【佐藤一斎 重職心得箇条より】 国会会期中であるが、小泉総理の愛読書とのことである【佐藤一斎 重職心得箇条】をパラパラと眺めていた。 その第一条がやけに気にかかる。 第一条の最後の部分 「今先づ重職大臣の名を正すを本始となすのみ。」 ・・・言葉にならない。 言うに及ばずというべきか。 ここは、まず、己の身近なところに当てはめて精進することにしようと思う。 簡単に言えば「その名を正す」ということ。 つまり、名前負けすることのないようにしっかりやりなさい、ということ。(かなり意訳したが・・) 見渡せば、役職者は世に五万といる。(いや、五万どころではないが) 会長、社長、理事長、参与、顧問、、、、もっと身近に先輩、上司、、、、兄、姉、、、、親、、、、ま、“~長”とつく役職も無数にある。部長、課長、係長、工場長、、、マネージャー、チーフ、参事、主事、主査、、、オフィサー、パートナー、、、、あ~、もう面倒くさい。 つまりはそこで、その役職・立場の名に相応しい言動・生活態度が取れているかということだ。 ん?私?? 聴かないでくださいな。。。 他人さまのことは物凄く見えるのですがねえ・・。 指導的立場としての呼び名・ポジションは誰しも5つや10はあるだろう。 「その名を正す」必要はいかほどに? ただただ反省ですわ。。。 いつもとトーンが違いますが、ま、こんな日もいいでしょう。 ありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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