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日頃、人様には大変エラそうなこと(夢だ、希望だ、志だ、生きがいだ、使命だ、ミッションだ、正義だ、、、、その他山ほど!)を唱えております私ですが、久しぶりに(?←これが久しぶりだから始末に悪い。もっと自覚せねば。)恥ずかしい思いをしました。
他愛もない日常のひとコマですが・・。 子供を連れて(いや、連れて行ってもらったといったほうが正確か)、ビデオのレンタル店にいきました。 そこで、どれにしようかと物色しておりましたら、後ろを通る人が買い物カゴ(店に備え付けのプラスチックのカゴ)を背中にぶつけていきました。 当たり所が悪かったのか、ややノケゾルほどの痛みを感じました。 普通ならあるであろう、お詫びの言葉も聞こえてこない・・。 (もし、あったならば何ということもなく、まったく気にもかけずにそのまま時が過ぎたであろう・・) ((痛いやないか、コラ!!と『内心で』呟き・・・・この「内心」というところが重要)←大人になった!)振り向くと、それを当てた人は、自覚をしていたせいかこちらをチラと見て、意味ありげな表情をつくってコチラの出方をうかがっていました。 (と、言うことはワザとぶつけてきたのか?) (通路が狭いとか、向こうもわき見をしていて気づかなかったのか、と言っても私の背中には眼はついていないので見えないし、、、、) ま、私の“心の当たり所”も悪かったのでしょう。 「コイツ、シメテやろうか」(大阪では「イワシテヤロカ」と言います)と思ってしまいました。 よく見ると相手は、坊主頭(スポーツ系というよりも戦闘系の・・)に上下が白のジャージ(今頃めずらしい、しかもダサい!)で安物のスリッパ(見ればわかる!)をはいて肩をイカラセ周りを威圧して鋭い視線を放っている・・。 あ~~よかった!!!こういうのは、少々粉砕しても良心が痛むようなことはありません。見るからにまったく善良な普通の人であるほうが、とても躊躇します。皆さん、そうでしょ? よって、このような態度を取り、見るからに「思いきりど突いてください。よろしくお願いします」と顔や態度に書いてある人には遠慮なくほぼ本能的に手足を動かしても差し支えないと判断しました。 ついこのような“甘い”誘いにそそられ、もとい、誘われ・・・、いやいや、もとい、この男からの独特のメッセージを受けておりますうちに・・・、 “お行儀の悪い方だなあ。少し僕がお教えさせていただかないといけないのだろうか。世間というものを・・・。” などと思ってしまいました。 しかし、次の瞬間には “でも、ぼくなんかがでしゃばってもなあ・・・。“ と少々控える気持ちをもつ謙虚な私が芽生えてまいりました。 さらにしかし、そうかと言っても極端な遠慮は無礼かと思いなおし、少しでも社会貢献になるのなら(?)・・・。と、わけのわからない理由を無理やりにつくり、心身両面の戦闘態勢を整えていきました・・・。 カゴをぶつけられてからここまでの一連の“作業”に要したのはおよそ0.8秒くらいだろうか。(そりゃそうですね。こういうことに5秒も10秒もかかって考えているようでは、こちらが5,6回ノックアウトされてしまいますし・・) と、その瞬間、心の中をよぎったメッセージがありました。 以前お目にかかりましたエライ先生がおっしゃっていましたものです。 『感情は魂の言葉です』 ・・・・・・え?そうなんですか??!! 「コイツ、シメテやろうか」と思うに至った私の感情は、まさしく私の魂の言葉???!!! 私の魂は高校生の頃と比べまったく1ミリも成長していないということなのですか?!! 困った・・。自分の子供に負けている・・!!! 私は静かに目線を変え、何食わぬ表情で小学1年の息子のしぐさを見やりました。すみやかに私の心が父親のそれになっていきました。(それまでの一瞬は明らかに忘れていた?!) 次の瞬間には、その人相の悪い男に「おまえ、命拾いしたなあ・・」などと、心の中でつぶやいていました。いくら心の中でも呟くこと自体がまだまだまだまだ!私はレベルが低い。この思いをあわてて打ち消す。。。 果たして私のような発育不全の“子供のような大人“はどのくらいこの世に潜伏しているのだろうか。。。 他人事のようにつぶやく前に、まずは一番身近にいる“コイツ“(=つまり私のこと)を何とかよい方向へ向けなおすことからですわ・・・。 反省しております。今度こそ。。。あ~恥ずかしい。。。 (私は負ける可能性など微塵もないと信じておりましたが、実際にやっていたら・・・。それはわかりませんしね。アホなことに意識やエネルギー、つまりは大切な命をつかってしまったことを悔いるばかりです・・・。わたしはこのままでは本当にツマラン人間で終わってしまう・・・。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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