十二人の怒れる男

『十二人の怒れる男』
12 Angry Men


12nin


製作;ヘンリー・フォンダ / レジナルド・ローズ
監督;シドニー・ルメット
脚本;レジナルド・ローズ
原作;レジナルド・ローズ
撮影;ボリス・カウフマン
音楽;ケニヨン・ホプキンス
出演;ヘンリー・フォンダ / リー・J・コッブ / エド・ベグリー / マーティン・バルサム / E・G・マーシャル / ジャック・クラグマン / ジョン・フィードラー / ジョージ・ボスコベック / ロバート・ウェバー / エドワード・ビンス / ジョセフ・スウィーニー / ジャック・ウォーデン


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ホンマ、新しい映画のコト、書けヘンなぁ。。。俺って。。。( ̄▽ ̄)

『ミスタァロバーツ』でヘンリー・フォンダを紹介したんで、彼ならこの映画を語っとかなアカンやろうと・・・

もちろんこの作品も古いです!しかも白黒です!!

でもね、観てるうちに色なんか関係なくなるネン。シドニー・ルメット監督が織り成す光と影の構図に、ハマッてしまうんや、これがルメット監督のデビュー作品、あふれる才能を感じてしまうね。。。

ちょっと前に『キューブ』って映画があって、予算がないので一つの部屋で展開するストーリーを考えて大ヒットしたけど、これもストーリーは95%が陪審員室、狭い一室の中で進んでいく。そのドキドキする展開のすべてがエンディング、抜けるような空の下、すがすがしい顔で裁判所を去るヘンリー・フォンダに集約される。

元々はTVドラマ作品が映画化で見事成功し、舞台劇でも名作として続演され続けているストーリー。

あまりの面白さに、これを基にして筒井康孝氏は戯曲で『12人の浮かれる男(と女)』を書き、三谷幸喜氏は東京サンシャインボーイズの舞台用に『12人の優しい日本人』を書き上げ、映画にもなった。

その後、アメリカでもW・フリードキン監督がTVムービーでジャック・レモンを起用して作ったらしいが、それは観てへんなぁ・・・

お暇なら、フルコースで『怒れる~』を観、『浮かれる~』を読み、『優しい~』を観るなんてどう?

(1957/アメリカ作品)


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