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いよいよ、ミカンが家に来る日がやってきたわけですが、その前に、うちのバーサンの状況などお話ししておきます。 以前に認知症の兆しがでてきたお話はしましたが、それからミカンが来るまで、およそ1年の日々が過ぎています。 その間、言葉では言い尽くせないほどいろんなことがありました。 認知症のお年寄りを自宅で介護するというのは、ホントに生半可な事ではありませんでした。 転んで背骨を折ってしまい、歩けなくなってしまったこともありました。その後は、回復して少し歩けるようになっては、また転び歩けなくなるということを繰り返していました。 ミカンが来ることになったあたりは、一人では歩けないものの、這ってならなんとか動けるという状況。 昼間のほとんどは、居間で横になってすごしていました。 その朝、ミカンは、先方のご夫婦にともなわれやってきました。 あちらの家では、それこそ涙のお別れをしてきた様子。 ![]() 先日、会いに行った時とは打って変わって神妙にしているミカン。どこかに連れてこられたという雰囲気は感じたのでしょう。 先方のご夫婦が帰られる時は、玄関までは追って行きますが、そこから先は行っちゃいけないんだというかのように立ち止まり、せつなそうな目で今朝までのご主人たちを見送っています。 おまえは、全てわかっているのだね、、、、ミカン。 ![]() バーサンは、犬を飼うのこそ初めてなものの、大昔、実家では猫を飼って可愛がっていたようで、動物は嫌いではない様子。 かわいいねー、といいながら、ミカンをなでまわします。 しかも、それはなでると言っていいのか、むしろ頭や顔をゴシゴシこすっているようななでかた。 少しはらはらしましたが、それでも、ミカンは目を細めて尻尾なんか振ってます。 おおーつ、これはいい絵なんではないの。 バーサンのいいパートナーになってくれそうだ。 ボクの期待は膨らむばかりです。 ただ、ボクのそんな思惑を、あざ笑うかのように、事態は変わっていくのでした。バーサンの悲鳴とともに。 (つづく) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.08.08 06:17:37
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