船員生活

2006/08/20(日)14:36

食料体験

陸上から孤立している船で大事なのはやはり水と食料だ。 今回は食料について。 食料は船食といい、船と契約している業者にファックスを送ると 持ってきてくれるし、沖売りという小型船で直接売りにくる場合もある。 私物などは陸上荷役中に買いに行くのが普通である。 なぜかというと沖売りが高いからである。 値段が尋常ではない。ドンベエやUFOは250円、ミネラルウォーターは300円。 値段が狂ってる。陸上の個人商店ならばとっくに赤字で潰れているだろう。 私も沖売りで買い物をしたことがあるが 船の大きさは15m程で物が置いてあるスペースは四畳半程だった。 その狭いスペースに食料、雑誌、日用雑貨、ビデオ・DVD(違法コピー品)等が 置いてある。当然種類は多いが物の数は少ない。まさに潰れそうな店の見本のような店である。 店主に何か買っていけと言われたが辺りを見渡しても たいして欲しい物も無かったが仕方なくカップラーメンを買った。 後でよく見てみると賞味期限が切れていた。 しかも気付いたの食った後だ。 あまりに腹が立ったので次の時に文句を言いに行くと、 「兄ちゃん買うときはちゃんと確認せんといかんばい」と言われた。 教訓「妖しい店では買い物をしない様にしましょう」

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